バイオマスプラスチックの挑戦
2025-09-26 13:17:22

環境に優しいバイオマスプラスチックで作る「べこアート」体験の楽しさと意義

バイオマスプラスチックでつながる未来



近年、プラスチック汚染の問題が深刻化する中、福島三洋プラスチック工業株式会社は持続可能な社会の実現に向けた挑戦に取り組んでいます。その一環として、石油を使わない環境に優しい「バイオマスプラスチック」を使用した「赤べこ」のプラモデル「べこプラ」を今年の7月に発売しました。これは木粉やもみがらを55%使用した、新しいタイプのプラスチック製品です。

持続可能なものづくり


福島県鏡石町に拠点を置く同社は、プラスチック製品の射出成型メーカーとして、地域の特産物を活かした商品開発に力を入れています。バイオマスプラスチックの利点は、使用する原材料が再生可能であることにあり、環境への負荷を軽減することができます。

プラスチック製品が一般に石油由来であることが問題視される中、福島三洋プラスチック工業はこの新素材の普及に力を注ぎます。さらに、8月には須賀川市で絵付け体験ワークショップを開催し、参加者が自分だけの「べこアート」を制作。好評を博すこのイベントでは、子どもから大人までが楽しむことができ、物作りを通して大切なことを学ぶ場となっています。

ワークショップの魅力


「べこプラ」を用いた絵付け体験では、大人と子どもが一緒に作業し、刃物の使い方を学ぶこともできます。このような体験を通じて、子どもたちは大人に対する尊敬の念を育み、自然と技能を身につけていきます。油性ペンやアクリル絵の具を駆使した自由な発想の「べこアート」制作は、参加者全員にとって楽しさや達成感をもたらしています。

SDGsへの寄与と今後の展開


福島三洋プラスチック工業は、障がい者施設や高齢者施設とのコラボレーションを通じて「SDGs」にも貢献しています。自閉症の作家によるアート作品も展示され、その独自の視点が光ります。今後は学校や地域の施設を訪問し、出前ワークショップの開催を計画中です。

地球に優しい未来へ


代表の石井明氏は、「地球温暖化や環境汚染に直面する中で、次世代に安心して暮らせる地球を残したい」という思いから、バイオマスプラスチックに取り組むようになったと語ります。例えば、「べこプラ」を通じて環境問題を身近に感じてもらい、地域資源を活用した製品開発を行うことで、持続可能な製品を次代に引き継ぐことに力を入れています。

福島三洋プラスチック工業について


福島三洋プラスチック工業は昭和59年に設立されると同時に、プラスチック業界において尽力してきました。環境問題を解決できる企業としての立場を確立し、様々な地域資源を生かした製品開発を進めています。地域社会と共にこの新しい挑戦を進め、より良い未来へとつなげる努力を続けます。

さらに、「べこプラ」以外にもトレーやしおり、カプセルトイなど新たな製品開発を行っており、地域の皆様に喜ばれる商品を提供し続けます。

販売情報とアクセス


「べこプラ」は会津地区の道の駅や観光物産店、福島空港などで好評販売中です。オンライン購入も可能で、QRコードからアクセスできます。未来の環境に優しい社会を目指した製品として、多くの方々に使っていただきたいと考えております。

私たちと一緒に、未来に優しいものづくりへ向けて一歩を踏み出しましょう。


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会社情報

会社名
福島三洋プラスチック工業株式会社
住所
福島県岩瀬郡鏡石町境96
電話番号
0248-62-3883

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