ハピクロのHACCP導入
2021-01-29 10:00:06
飲食店向けHACCP支援システムがコロナ対策に貢献!ハピクロの取り組み
HACCP導入支援システム「ハピクロ」が新たな衛生管理を実現
コロナ禍の影響を受け、多くの飲食店では新たな衛生管理体制が求められています。そんな中、株式会社ハピクロが提供するHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)サポートシステムが注目を集めています。このシステムは、法律に基づいた基準をもとに、飲食店がより効率的に衛生管理を行えるようサポートする目的で開発されました。これにより、業界全体の新たなビジネスモデルが見込まれています。
HACCPの義務化と飲食店の対応
2020年6月から施行された食品衛生法の改正により、ほとんどの食品事業者はHACCPに基づく衛生管理が義務化されました。しかし、調査によると、実際にHACCPを導入している事業者はわずか34.5%にとどまり、多くの飲食店が未導入のまま苦しんでいるのが現状です。
現在、飲食業界はコロナの影響で、従来以上に厳格な衛生管理が求められており、HACCPの導入に対する負担感が増しています。ハピクロは、このような課題を解決するべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、飲食店の業務効率を向上させるシステムの開発に乗り出しました。
ハピクロのHACCPサポートシステムについて
ハピクロが開発したこのシステムは、既存の保育園給食向け食品衛生管理システムをベースに、HACCP対応を強化したものです。温度センサーを用いて室内や庫内の温度を自動で記録する機能を導入し、さらに衛生チェックリストやトイレ清掃の記録もタブレットで行えるようにしました。これにより、紙の管理が軽減され、監査に対する迅速な対応が可能になります。
加えて、コロナウイルスに関するチェックリストも作成可能で、HACCP関連の項目と一緒に管理できるため、効率的な運営が実現します。
実証実験と導入の流れ
現在、北九州市の「クラウン桃園店」において、実際にシステム導入の効果を検証する実証実験が進行中です。クラウン製パン株式会社はすでにHACCP認証を取得しており、今後の効率化が期待されています。ハピクロは、今後もこのシステムの展開を進め、全国規模での普及を目指しています。
ハピクロの背景と未来
ハピクロは、保育園運営とIT/IoT導入支援を行う企業であり、エビデンスに基づいたサービスを提供しています。公益法人KLSCの専門知識を活用し、地域の食の安全を実現することを使命に掲げています。今後も、飲食業界におけるさらなる支援を通じて、HACCPの普及と飲食店の経営安定に寄与することが期待されています。
新たな衛生管理システムによって、飲食業界が持続的に成長することを願いながら、ハピクロの取り組みに今後も注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ハピクロ
- 住所
- 福岡県北九州市八幡西区沖田4-11-32
- 電話番号
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