新潟交通のDX化実験
2024-12-09 15:27:44

新潟交通が取り組むバスのDX化実証実験が始まる!

新潟交通が運営する路線バスにおいて、2024年12月12日から22日までの11日間、新たな実証実験が行われることが発表されました。この実験は、電子決済技術を担うトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)の協力を得て実施され、新潟市の「令和6年度新潟市デジタルイノベーション創出推進補助金」の支援を受けています。実験の目的は、公共交通機関の利用状況を可視化し、持続的な運行管理を実現することです。

この実証実験では、路線バス車内にAIカメラが設置され、乗客の顔画像や利用時間、停留所情報などがデータ化されます。これにより、いつ、どこから乗り、どこで降りたのかを記録し、利用実態の正確な把握を目指します。この取り組みは、交通渋滞や天候など、外的要因による運行の不安定さを改善するために非常に重要です。

現在、人口減少や運転手不足の影響で公共交通が厳しい状況に直面しています。TMNは、交通とその先の消費の連携を強化することで地域の活性化を図ろうと奮闘しています。具体的には、バスの利用状況を分析し、効率的な運行計画を立てるためのデータを収集し、将来的には顔認証決済システムなどの導入も視野に入れています。

実証実験の過程では、乗車口や降車口に配置されたAIカメラが利用者の顔を認証し、その情報を基に利用者の年代や属性を推定します。さらに、各停留所のGPS情報を取得し、乗客の乗降パターンを解析します。データは厳重に管理され、個人の特定には使用されないことが保証されています。

このプロジェクトは、新潟交通がすでに行ってきたDX化の取り組みの集大成とも言えるもので、実証実験はこれで3回目となります。過去の取り組みでは、渋川市や新潟市において、様々な移動手段のデータ化が進められてきました。

TMNは、決済とマーケティングを融合させた情報処理事業を展開しており、今回の実証実験はその一環です。今後も、公共交通のDX化を進めるために、さらなる技術革新と利用者の声を反映させた取り組みが期待されています。新潟の公共交通がどのように変わっていくのか、今後の動きに注目です。


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会社情報

会社名
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
住所
東京都中央区日本橋2-11-2太陽生命日本橋ビル18階
電話番号
03-3517-3800

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