イーネットATMの新たな試み
イーネット社は、島根県と鳥取県内に設置されたATMにおいて、地元の方言での音声案内をスタートさせました。この取り組みは、地域に根ざした金融機関として、地域の文化や伝統を次世代へと継承していくための重要なステップと位置づけられています。
地域の文化と伝統を守る
gōgin(ごうぎん)では、地域金融機関としての責任を重視しており、方言を用いることで都会的な環境にいるお客様にも地域の雰囲気を楽しんでいただけるよう努めています。この音声案内は、来店するお客様にとって、より親しみやすいATMであることを目指しています。
ご当地言葉の監修
島根県の方言については、元県立島根女子短期大学の学長を務めた藤岡大拙先生によって監修が行われました。また、鳥取県の方言に関しては、鳥取短期大学の岡野幸夫教授がその責任を担いました。彼らの専門知識が活かされているこの音声案内は、地元の色を感じさせる貴重な存在となることでしょう。
各エリアにおける音声案内は、地域のごうぎんの職員が担当しています。これにより、訪問者はその地域らしい温かみを感じながらATMを利用することができます。
進化するATMサービス
株式会社イーネットは、2012年7月に導入した沖縄県の方言ATMから、その展開を広げ続けてきました。このたび、島根県と鳥取県で15、16府県目のご当地言葉対応ATMを設置したことにより、地域の文化に根差したサービスをさらに強化することができました。
ATMという一見単調なサービスも、地域の特徴を反映させることで特別な体験になるのです。さらに、音声案内には、地域の人々とのつながりを強める可能性も秘めています。
今後の展望
今後もイーネットATMは、地域に密着したサービスを追求しながら、お客様とのコミュニケーションの質を高めていく予定です。地域文化を感じながら楽しめるこのATMは、地元の皆さまや訪問者にとって、貴重な情報源となることでしょう。
この取り組みが、島根県や鳥取県の地域振興に寄与することを期待しています。地域を大切にしながら、これからもお客様に寄り添ったサービスを提供していくことが、gōginの目標です。