楽天モバイル通信速度調査の結果
近年、通信キャリアの選択肢が増え、特に格安SIMが注目を集めています。その中でも楽天モバイルは、2025年末までに契約数1,000万回線を突破する見込みで、ますます人気。また、利用者たちからは「つながりにくい駅がある」との声も上がっています。そこで、株式会社ALL CONNECTが実施した楽天モバイルの通信速度調査の結果をお届けします。
調査概要
この調査は、JR山手線の全30駅において実施され、使用された端末はiPhone 15、計測プランは「楽天モバイル Rakuten最強プラン」です。重点は、特に朝の通勤ラッシュ時における実際の通信環境を測定すること。
計測の詳細
- - 対象路線・駅数: JR山手線(全30駅)
- - 計測日: 2025年12月
- - 計測時間帯: 8:00〜9:00(朝の通勤時間帯)
- - 測定方法: 各駅ホームにてスマートフォンで下り・上り速度を計測
調査結果のサマリー
- - 下り平均速度: 48.7Mbps(一般的な使用には十分)
- - 下り最高速度: 249Mbps(高田馬場駅)
- - 下り最低速度: 0.24Mbps(新宿駅)
- - 上り平均速度: 22.8Mbps
- - 速度差の最大値: 1,037倍
具体的な速度差
山手線の実測調査から明らかになった特徴は、各駅の通信速度に劇的な差が見られることです。特に、最も速い高田馬場駅での速度249Mbpsに対し、最も遅い新宿駅では0.24Mbpsと、実に1,037倍の差があります。これは駅の構造や周囲の環境に大きく依存しています。
高速だった駅の共通点
ランキング上位の駅は、いずれも地上のホームが広く、見通しが良いといった特徴を持っています。
- - 高田馬場: 249Mbps(地上ホーム、乗客数が比較的少ない)
- - 鶯谷: 228Mbps(利用者少なめ、地上ホーム)
- - 巣鴨: 183Mbps(地上ホーム)
これらの駅は、周囲に高層ビルが少なく、電波が届きやすい環境です。それに対して、混雑するターミナル駅では、下り速度が10Mbps未満になってしまうこともしばしば。特に新宿駅は、利用者数が350万人を超える世界屈指のターミナルであり、電波の「渋滞」が発生しやすいのが大きな要因と考えられます。
速度が遅かった駅の分析
低速だった駅には、以下のように特徴があります。
- - 新宿: 0.24Mbps(周囲の高層ビルに囲まれており、構造が複雑)
- - 池袋: 6.11Mbps(混雑しやすい)
- - 上野: 2.17Mbps(地下ホームあり)
これらの駅は利用者が多く、電波の干渉が起きやすいため、結果的に通信速度が低下してしまっています。特に新宿駅での調査結果は衝撃的で、このレベルではWebページの読み込みすらも難しい状態でした。
楽天モバイルの今後
同社は2024年から700MHz帯(プラチナバンド)の運用を開始する予定で、今後は通信環境の改善が期待されます。この技術は特に屋内や地下での電波強度を高めるため、これまでの問題点を解消する力を持っていると思われます。
オールコネクト社の調査によると、楽天モバイルの「当たり」駅では249Mbpsもの速度が得られる一方、「外れ」駅では0.24Mbpsと極端な差が生まれています。このように、契約を考えている方は、日常的に使用する駅での電波状況をぜひ確認することをお勧めします。
今後の改善に期待が高まる中、楽天モバイルはますます存在感を示すことができるのでしょうか。