PolyWorks® 2023リリース
2023-04-12 10:42:21
InnovMetric、製造業向け3D計測デジタルエコシステム「PolyWorks® 2023」リリース
InnovMetric、製造業のDX推進を加速する「PolyWorks® 2023」リリース
カナダに拠点を置くInnovMetric社は、製造業向け3D計測デジタルエコシステム「PolyWorks® 2023」を発表しました。この最新バージョンは、設計、プロセス設計、品質管理、製造の各段階における寸法管理プロセスを統合し、デジタルトランスフォーメーションを支援します。
PolyWorks® 2023の進化
PolyWorks® 2023は、3D計測チームの作業効率を最大化し、コスト削減を実現するために、以下の3つの革新的な機能強化を実現しました。
1. デジタルワークフローの改善: モデルベース定義(MBD)ソリューションと測定システム解析(MSA)のワークフローを改善することで、製造企業は使用するソフトウェア数を削減し、効率化を図れます。
2. クラウド対応のデータ管理: PolyWorksのデータ管理ソリューションを15分以内でクラウド上に展開可能となり、企業のIdentityServerにも接続できます。これにより、データへのアクセス性と共有が向上し、リアルタイムでの情報共有を促進します。
3. 根本原因分析ツールの搭載: 新たに搭載された根本原因分析ツールは、製品品質に影響する要因を自動的に特定し、問題解決を迅速化します。これにより、不良品発生率の低減と品質向上に貢献します。
InnovMetric社の代表取締役社長、マーク・スーシ氏は、「デジタル技術への投資により、お客様は3D計測データを有効活用し、運用コストを削減できるようになりました。異なるプラットフォーム間のデジタル接続により、以前は複数必要だったソフトウェアを一本化し、生産ラインの問題にもリアルタイムに対応できます。」と述べています。
各段階における機能強化
PolyWorks® 2023は、製造プロセスの各段階で具体的な機能強化を実現しています。
製品・プロセス設計段階
PolyWorks|Inspector™は、3D寸法の測定、管理、分析を通してリードタイムを短縮します。2023バージョンでは、キーワード検索による測定シーケンスの分析・編集、従属フィーチャーの置換機能、CADデータなしでも検査可能なカーブベースフィーチャー作成機能などが追加されました。
PolyWorks|AR™は、複合現実テクノロジーを活用し、オペレーターへのビジュアルガイドや測定フィードバックを提供。レーザースキャンガイド、検査結果の確認、Microsoft Teams連携によるスムーズな情報共有も可能です。
品質管理段階
PolyWorks|PMI+Loop™は、モデルベース定義ソリューションを提供し、設計・製造チームが定義した寸法管理項目をネイティブCADプラットフォーム内で管理できます。2023バージョンでは処理速度の大幅な向上とCADファイルサイズの縮小を実現しました。
測定システム解析(MSA)ツールでは、繰り返し性やゲージR&Rの分析をPolyWorks|Inspectorから直接実行でき、Excelへのデータ転送も高速化されました。
製造段階
PolyWorks® 2023は、製造ラインからのデータ管理と問題解決機能を強化。1つの検査プロジェクトに100万個のサンプルピースを保存可能となり、PolyWorks|DataLoop™ Webインターフェースでは数百ものチャートを同時に表示し、寸法の傾向を瞬時に把握できます。また、問題の根本原因の自動特定機能も搭載されました。
データ管理
PolyWorks|DataLoopは、3D計測データを中央サーバーに保存し、関係者をデジタル接続します。2023バージョンでは、Microsoft AzureやAmazon AWSへの15分以内での導入を可能にするテンプレートを提供し、Azure Active Directory(AD)とSAML 2.0の認証プロトコルにも対応しました。
PolyWorks Japan
PolyWorks Japanは、東京を拠点に、PolyWorks®ソフトウェアソリューション、テクニカルサポート、トレーニング、コンサルティングを提供しています。InnovMetric社のグループ企業として、日本の製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
会社情報
- 会社名
-
PolyWorks Japan 株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー14F
- 電話番号
-
03-6433-3161