能登地方の農業支援が進展！パルシステムの人材派遣活動

能登地方の農業支援が進展！

パルシステム連合会はこの春から秋にかけて、石川県能登地方にて農業支援活動を実施します。延べ43人の職員が派遣され、被災した地域での稲作再生を目指します。具体的な作業内容には、田植えや草刈り、水路の清掃などが含まれており、地域を支えていくために重要な役割を果たします。

支援活動の概要

4月23日から始まるこの活動は、10月3日までの間に複数回にわたって行われます。各派遣時には2人から10人の職員が参加し、能登町や珠洲市を中心に2泊3日で活動します。そこでの主な支援作業は、被災により生産者が減少した棚田の保全や地域の稲作を持続可能にするための農業作業です。

具体的な作業内容は以下の通りです。

- 用水路の清掃
- 草刈り
- 田植え
- 獣害対策の電柵設置

たくさんのボランティアが集まり、地域の人々の生活を支え、再建に向けた活動が行われる予定です。

被災者への心理的支援も

また、パルシステムは地域支援だけでなく、被災者の心理的支援にも力を入れています。「被災地NGO協働センター」や「公益社団法人ピースボート災害支援センター」と連携し、被災者サロン活動に参加して支援を行います。これらのサロンは、支援の内容を知る場や被災者同士の交流を促すもので、精神的なサポートも提供します。

支援のスケジュール

支援活動の日程と内容は以下の通りです。

1. 4/23（水）〜 4/25（金）：用水路の清掃（7名）
2. 5/7（水）〜 5/9（金）：草刈り、田植え・苗運搬（10名）
3. 5/28（水）〜 5/30（金）：草刈り（2名）
4. 7/9（水）〜 7/11（金）：草刈り・電柵設置（10名）
5. 7/23（水）〜 7/25（金）：草刈り（2名）
6. 8月下旬〜9月上旬：草刈り（2名、日程未定）
7. 10/1（水）〜 10/3（金）：草刈り・電柵撤去（10名）

これらの活動を通じて、地域の再興と農業の復活を目指します。2024年には延べ137人の職員が派遣され、さらなる支援が行われる予定です。

組織の背景と今後の期待

パルシステムは、東京都新宿区に本部を置く生活協同組合で、全国各地に会員生協を展開しています。組合員数は173.5万人、事業高は2,541億円を超え、地域に根ざした様々な活動を行っています。これからも、地域の農業支援に積極的にコミットしていくことが期待されます。2025年は国際協同組合年であり、地域活性化における役割の重要性が高まる中で、パルシステムの活動は注目されています。