次世代インターネット
2013-09-17 18:27:55
Yahoo! JAPAN、次世代インターネットサービス「さわれる検索」を発表し社会に貢献
Yahoo! JAPANが新たに発表した次世代インターネットサービス「さわれる検索」は、従来の文字や音声による情報収集の枠を超え、実際に物に触れることができる新たなコンセプトモデルです。このプロジェクトは、特に視覚に障害を持つお子さんたちに向けたものであり、3Dデータベースと3Dプリンタを組み合わせて、音声入力によって認識したキーワードを元に立体物が生成されるという仕組みです。これにより、単に情報を"見る"、"聞く"という体験から、"触る"ことができる体験へと進化を遂げています。
このプロジェクトは、筑波大学附属視覚特別支援学校に導入され、9月から特別授業が始まりました。始めのテスト導入では、生徒たちが実際に"さわれる検索"マシンを体験し、出力されたモデルに触れる機会を持ちました。その後、9月20日から10月18日までの本格導入期間中、さらなる力を注ぎていく予定です。目的は視覚障害を持つ子どもたちが直接的に"触る"体験を通じて様々な知識を得られることです。
特に注目されるのは、マーケティングソリューションカンパニーが推進する"アート&テクノロジー"の融合です。このコンセプトは、広告ビジネスにおいても革新をもたらし、新しい表現方法として注目を集めています。広告の形は変わっていき、ユーザーにリアルな立体イメージを提供することが可能になるかもしれません。これにより、今後の広告の未来がどう変化するのか、期待が高まります。
また、「さわれる検索」プロジェクトは、筑波大学附属視覚特別支援学校での体験を通じて、実用的な3Dデータの提供も行います。企業や一般の方から3Dデータを募集し、多様な立体物を数多くの視覚障害者に提供することが目指されます。これにより、より多くの子どもたちが自分の"さわりたいもの"に触れることができるのです。
実際の授業では、生徒たちが自分自身で検索したものを出力する体験や、出力された模型に触れ合う"さわって当てよう!クイズ"などが行われます。生徒たちからは、「今日、マシンでいろいろなものを作れたことが楽しかった」との感想が寄せられ、彼らが嬉しそうに触れている姿が印象的でした。
このプロジェクトは、視覚障害のある子供たちにとっての新しい教育および体験の場を提供するだけでなく、3Dプリンタを活用した新技術の普及も目指しています。特に、手に取ることが難しかった物も、触れることができるようになる意義は計り知れません。今後のサービス展開に大きな期待が寄せられています。
会社情報
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ヤフー株式会社
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