イルカの音で描かれるデジタルアート「Draw-phin」
日本の本州最西端、下関市に位置する海響館では、イルカたちの魅力を引き出す新たなプロジェクト「Draw-phin」が始まりました。このプロジェクトは、イルカが発する音をリアルタイムでデジタルアートに変換するという画期的な試みです。
私たちが普段は気づかないイルカたちのコミュニケーションの様子や、その音がどのような形に変化するのかを楽しむことができる空間が提供されます。
イルカの音とアートのリンク
このプロジェクトでは、イルカの音が水槽の壁や床に投影されるグラフィックと連動します。イルカたちの発するホイッスル音やクリックス音が、どのような形やサイズの図形として具現化されるのか、その様子を観察できます。特に、イルカ同士のコミュニケーションに使われる音声がどのように視覚化されるのかは、訪問者にとって新たな発見となるでしょう。
夜の水族館での体験
「Draw-phin」は昼間だけでなく夜の水族館でも体験可能です。そのため、昼の明るい空間と夜の幻想的な雰囲気で、異なるアートの演出を楽しむことができます。
参加するイルカたち
今回のプロジェクトには、7頭のイルカが参加します。実際の音と図形が連動することで、イルカの能力を新たに認識することができるでしょう。また、このプロジェクトは東海大学の村山司教授による研究協力のもと、動物心理学や感覚生理学の専門的な知識が活かされています。
下関市立しものせき水族館・海響館の魅力
海響館は、日本海と瀬戸内海を結ぶ関門海峡に面しており、地元の魅力を最大限に引き出す展示が行われています。特色あるナマズや多くの種類のフグに加え、イルカとアシカの共演ショーなど、多彩なアトラクションが来館者を楽しませてくれます。特に「ペンギン村」では、亜南極と温帯に生息する5種類約140羽のペンギンが観察でき、その生態も身近に感じられます。また、シロナガスクジラの全身骨格標本も展示されており、圧巻のスケールを体感することができます。
もっと知りたい方へ
「Draw-phin」は、2017年7月15日からの開催で、アクセスも良好です。
施設情報
- - 住所: 〒750-0036 山口県下関市あるかぽーと6番1号
- - TEL: 083-228-1100
- - 開館時間: 9:30~17:30(最終入館: 17:00)
- - 夜の水族館: 18:00~21:00(7/29~8/31)
来館の際は、ぜひイルカたちとの新しいコミュニケーションの形を体験してみてください。
公式HP:
海響館