富里市とエコグリーンが木質バイオマス利用で協定締結

富里市とエコグリーンホールディングスが木質バイオマス利用推進に関する協定を締結！

千葉県富里市は、株式会社エコグリーンホールディングスと木質バイオマス利用に関する協定を締結しました。この協定は、自然災害からの森林再生と未活用木材資源の有効利用を目的としたもので、地球環境への配慮からも注目されています。

バイオマス利用の背景

近年、日本では自然災害が頻発しており、特に2019年に発生した台風15号と19号は甚大な被害をもたらしました。強風と大雨による風倒木や剪定枝などが発生し、自治体や森林所有者、林業に多くの負荷をかけています。このような未利用木材資源を、有効に活用できれば、環境保護と地域経済に寄与することができます。

協定の内容

2021年11月、株式会社エコグリーンホールディングスとその関連会社EG Forestは富里市と「倒木等の受入れ及び木質バイオマス利用推進に関する協定」を締結しました。この計画では、地域特有の被害状況を考慮した上で、風倒木や剪定枝をバイオマス発電の燃料として使うことを目的としています。

さらに、土地固有の腐朽菌に感染した樹木を伐採し、新たに植林を行うことで、森林の再生も図ります。これにより、富里市の森林資源の価値と防災力を高め、地域内での循環型経済の実現を目指しています。

エコグリーンの取り組み

株式会社エコグリーンホールディングスは、創業以来「木質バイオマスの再資源化」を基本に事業を展開してきました。2021年には、森林再生事業を本格的に開始するためEG Forestを設立。「森林再生による地産地消可能なエネルギーの創生」という理念のもと、地域社会や自治体との協力を強化しながら、責任ある森林管理を進めています。