eSOLとイータスがAUTOSAR製品での新たな提携を発表
eSOL株式会社(本社:東京都中野区)は、ドイツに拠点を持つETAS社の日本法人であるイータス株式会社(本社:神奈川県横浜市)と新たに販売店契約を結んだことを発表しました。この契約により、eSOLはAUTOSAR製品の販売を2026年1月に開始し、同時にサポート窓口を設立することとなります。また、同製品を基にしたエンジニアリングサービスの提供も2026年4月から予定されており、両社は日本市場における車載ソフトウェアの標準仕様であるAUTOSARの普及に向けて協力していきます。
自動運転時代(SDV時代)に突入し、車載ソフトウェア開発の高度化が進む中、製品とエンジニアリングサービスを適切に組み合わせたカスタムプラットフォームの構築が求められています。ETASは、AUTOSAR製品を含む車載ソフトウェアプラットフォームやツールの開発に注力している企業で、長年の経験を持っています。eSOLも、株式会社デンソーと共に開発したAUTOSAR製品「AUBIST」を通じて、この分野において確固たる地位を築いてきました。
この協業により、eSOLはETASの製品を加え、AUTOSAR製品のラインナップをさらに充実させることができます。これにより、より多様な要望に対応し、お客様の車載システム開発をトータルで支援できる体制が整います。
AUTOSARとは、2003年に設立された自動車分野でのソフトウェアの共通化と標準化を目指す国際的なパートナーシップで、現在では多くの自動車メーカーやサプライヤー、ツールベンダーが参加しています。AUTOSARは欧州の新車開発において広く採用されているほか、日本や中国でもその採用が増加しています。SDV時代の到来と共に、AUTOSARは車載ソフトウェア技術のデファクトスタンダードとしての地位をここで確立しています。
この提携において、イータス株式会社の代表取締役社長である水本文吾氏は、eSOLとのパートナーシップに対する喜びを語り、AUTOSARにおける高いセキュリティ技術を用いて、従来のマイクロコントローラからSoC向けのミドルウェアまで幅広いソリューションを提供する意向を示しました。SDV時代に顧客が直面する複雑な課題を解決するために、eSOLとの連携が重要であると述べています。
同様に、eSOLの権藤正樹CEOも、ETASとの協業の意義を強調しました。同社は、ソフトウェアにおける多層技術と知見をフルスタックで提供することができ、AUTOSAR製品のAUBISTを通じて多様な顧客ニーズに応える体制を整えていることを明かしました。
こうした背景のもと、eSOLとETASの提携により、今後の自動車業界はますます多様化し、複雑化したニーズに対応したより優れた製品とサービスの提供が期待されます。自動車のソフトウェア開発分野における未来の展望が、ますます明るくなっています。自動車メーカーやサプライヤーは、この新たな提携を通じて、効率的でユニークなソフトウェア開発が実現できるでしょう。双方の技術力と経験が結集し、モビリティの未来を支える重要な柱となるのです。
会社情報
- 会社名
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イーソル株式会社
- 住所
- 東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー
- 電話番号
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03-5365-1560