高槻市立今城塚古代歴史館では、毎年恒例の夏季企画展として、子どもたちが古代の歴史に触れられる「ハニワ―ルドへようこそ 音を奏でるハニワたち」を7月13日から開催します。
高槻市は継体大王の陵墓とされる今城塚古墳を始め、市内には約470基もの古墳が存在し、数多くの埴輪が出土しています。同館では、これらの貴重な埴輪を子どもたちにも親しんでもらうため、毎年テーマを変えて企画展を開催しています。
今年のテーマは「音を奏でるハニワたち」。高槻市で出土した音に関わる埴輪や古墳時代の楽器を展示することで、古代の人々の音楽や文化を体感できます。
展示されるのは、今城塚古墳から出土した太鼓形埴輪や昼神車塚古墳の角笛の埴輪、鈴の飾りを身に付けた力士形埴輪や馬形埴輪、楽器を形どった埴輪、楽器を持つ人物埴輪、琴や弓など、約20点にのぼります。
さらに、同館のキャラクター「しんちゃん」が、夏休みの自由研究で「古代の楽器と音に関わる埴輪」について調べていくというストーリー仕立てで、現代の楽器と比較しながら、古代の楽器や音に関わる埴輪を分かりやすく解説しています。子どもたちが楽しみながら古代の歴史を学べる工夫が凝らされています。
企画展に合わせて、「ハニワづくり教室」や同館と市立しろあと歴史館を巡るスタンプラリーなども開催されます。家族みんなで古代の世界に触れて、楽しい夏休みを過ごしてみてはいかがでしょうか。