Vex Certificationが全面リニューアル
株式会社ユービーセキュアは、同社が開発した脆弱性診断ツール「Vex」の技術者認定制度「Vex Certification」を全面リニューアルすることを発表しました。新制度は2026年7月中旬から施行され、最上位認定の「Vex Certification Professional」も新たに導入されます。
リニューアルの背景
最近では、Webアプリケーションが多様化し、クラウド環境も広がりを見せています。これにより、脆弱性診断の実施においては、単にツールを操作するだけでなく、「診断の安全性」や「リスク評価力」が求められる時代が到来しました。また、診断業務を外部に委ねるのではなく、自社内で内製化を進める企業が増加してきています。その結果、「ツールの導入が進む一方で、それを安全に高品質に操作できる人材の育成が急務である」という課題も浮き彫りになってきました。
ユービーセキュアは、Vexを活用する技術者が実践的なスキルを体系的に習得し、「Vexのプロフェッショナル」として技術を証明できる仕組みを目指して、認定制度を全面見直ししました。Vexは単なる診断ツールに留まらず、優れた人材を育成し、その能力を証明するための仕組みに進化するのです。
リニューアルの主要ポイント
1. 知識と技術を同時に評価
新たな認定制度では、「学科(Entry)」と「実技(Associate)」の2つの試験を設け、段階的に知識と技術の両面を総合的に評価します。合格者には最上位認定である「Vex Certification Professional」が与えられます。
2. 受験しやすい構成
実技試験である「Associate」は、「1次(3時間)」と「2次(2時間)」に分けられており、段階的に受験できる設計に変更されました。また、各試験の出題ドメインも異なり、受験者が効率的に学習しやすくなっています。学科試験は全国のCBTテストセンターで受験可能で、実技試験はオンラインでの受験も可能なため、どこでも挑戦できます。
3. 最新版に基づく出題
出題内容は最新のVexに基づいており、実際の業務環境に近い形で出題されます。現場での実践力を重視した問題構成が目立ち、即戦力として活かせる知識が求められます。
段階別の認定制度
新たな認定制度には、以下のように3つの段階があります:
- - Vex Certification Entry(学科):Vexを用いた安全な診断に必要な知識を証明。
- - Vex Certification Associate(実技):実技試験に合格することで、Vexを活用した診断技術を証明。
- - Vex Certification Professional(最上位):両方に合格した技術者だけに与えられる特別な認定。
学びから認定までの支援構造
「Vex Certification」は、単なる試験として機能するのではなく、合格までのフルサポートを提供する仕組みがあります。つまり、ハンズオントレーニングやeラーニング、試験対策を網羅した「Entry試験パック」、実機演習を行えるクラウド環境、診断スキルを重視した「診断トレーニングラボ」など、学習から認定まで一貫したサポートが揃っています。特に診断業務の内製化を目指す企業にとっては、Vexは単なるツールや技術だけでなく、人材育成のための強力な仕組みとして機能します。
最上位認定「Vex Certification Professional」の重要性
「Professional」認定は、学科・実技の両方に合格した技術者にのみ与えられるもので、Webアプリケーションの複雑な構造に対応する能力や、複数の脆弱性を統合的に評価する力、さらには高品質な診断を実施する能力などを重視しています。認定者には公式の場で認定証と特別なノベルティが授与されるほか、Vexユーザーコミュニティにおいても特にスキルの高い技術者として広く知られることになります。
今後の展開
ユービーセキュアは、今後もVexユーザーが安心して学び、成長できるような環境づくりを努めていきます。さらに、認定制度を通して、セキュリティ診断業務の品質向上や、「Vexをより活用できる人材」の育成も推進してまいります。
参考リンク