高松市で開催される「写ルン族Exhibition Tour 共鳴」
高松市の常磐町において、9月19日から26日まで、アフリカの子どもたちの自立支援を目的とした作品展「写ルン族Exhibition Tour 共鳴」が開催されます。このプロジェクトは、香川県高松市出身の起業家で写真家の香川智彦さんが中心となり、様々なアーティストによる共感と協力のもと進められています。
写ルン族とは?
「写ルン族」とは、アフリカの子どもたちが経済的、精神的に自立することを目指すアート教育プロジェクトです。具体的には、子どもたちにカメラを渡し、写真を撮影してもらい、その写真をもとにアーティストが新たな作品を創作します。その作品は展示・販売され、販売利益の50%はアーティストに還元され、残りの50%は将来的な学校設立の運営資金として利用されます。
作品展の詳細
高松展では、2021年8月にルワンダで行った活動の報告や、現地の子どもたちが撮影した作品の写真、香川さん自身の新作アートが展示されます。会場は香川県高松市、常磐町1丁目6-6BRICにて、入場は無料です。
参加アーティスト
参加予定のアーティストには、プロジェクト代表の香川智彦さんをはじめ、鈴木掌さん、森岡綾さん、コシノヒロコさん、Nozography、繁田穂波、Aska、Sayuri、Majolikaなど多才な才能が揃っています。彼らの作品と共に、実際にルワンダの子どもたちが撮影した写真も展示されることで、観客はアートを通じた心温まるストーリーを体感できます。
イベントとパーティ
展示期間中には、いくつかのイベントも予定されています。
- - Kick Off Party (9月19日): ルワンダでの活動やプロジェクトの目的についてお話しするトークイベントが行われます。
- - Gocci's Birthday Celebration (9月23日): 香川さんの誕生日を祝うパーティ、ライブペインティングと共に新進気鋭のアーティストたちのパフォーマンスが行われます。
- - Closing Party (9月26日): オンラインで東京・三軒茶屋やルワンダとつながり、子どもたちとの交流を行います。
子どもたちへの支援
最近の活動では、プロジェクトチームがルワンダに渡航し、撮影報酬として100万ルワンダフランを現地の子どもたちに支給しました。約2,700枚の写真が撮影され、経済的な支援が行われています。これは現地にとって「たった10万円」と思える額かもしれませんが、ルワンダの人々にとっては大きな影響を持つ資金です。
今後の展開
プロジェクトは、NFTなどのデジタル技術を活用して継続的な収入提供の仕組みを追求しています。また、2022年中には写真家育成学校の設立を目指し、アーティスト育成の基盤を確立する計画も進行中です。プロジェクトを支援するサポーターも引き続き募集中です。
高松でのこの作品展は、アートを通じて子どもたちの未来を照らす素晴らしい機会です。ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、アートの力を実感してほしいですね。