19世紀末の小さな芸術「クロモス」が再び花開く!
19世紀末、西洋で流行した美しい小型印刷物「クロモス」。花や子ども、天使、動物など、多種多様なモチーフが、精巧な印刷技術によって鮮やかに表現されています。手紙やグリーティングカード、お菓子の包装紙、アルバムなど、人々の生活に彩りを添え、友人や家族への愛情を伝えてきました。
しかし、20世紀に入ると、クロモスは時代の流れとともに忘れられてしまいます。本書『クロモスの世界 19世紀末に花開いた小さな印刷芸術』は、そんな貴重なクロモスコレクション約800点を一冊にまとめたビジュアルブックです。
繊細で可愛らしいクロモスの世界に浸る
本書は、5つの章で構成されています。
第1章では、クロモスの歴史や特徴、美しさについて解説しています。
第2章から第5章では、花、子ども、動物、風景など、様々なテーマのクロモスを紹介しています。
まるで美術館を巡っているかのような、美しいクロモスを鑑賞することができます。当時のヨーロッパの人々の感性や文化に触れることができる貴重な資料でもあります。
詩人であり建築家である谷口江里也氏が監修
本書の監修を務めたのは、詩人であり、建築家でもある谷口江里也氏です。谷口氏は、スペインでの生活を通して、ヨーロッパの文化や美意識に触れてきました。その経験を活かし、本書ではクロモスの美しさや魅力を独自の視点で解説しています。
クロモスを再び身近に感じよう!
本書は、クロモスという忘れられた芸術を再び見直すきっかけとなる一冊です。美しいクロモスを通して、19世紀末のヨーロッパの文化や人々の暮らしを体感してみませんか?
書籍情報
書名:クロモスの世界 19世紀末に花開いた小さな印刷芸術
編著者:谷口江里也
発売日:2024年7月
仕様:B6判 並製 総240頁
定価:2,310円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3888-7
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4766138880/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17913132/
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