イタリア医学部予備校の新たな試み
東京都港区に本社を構えるMED ITALY株式会社が運営するイタリア医学部予備校は、2024年度から新しい奨学金制度を導入し、優秀な受験生の経済的負担を軽減することを目的としています。これは、イタリアの医学部での学びをより身近にするための試みです。
2024/2025年度の奨学金授与について
この奨学金制度では、2024/2025年度のIMAT試験およびイタリア私立ユニカミラス大学の入学試験で優れた成績を収めた受験生に対して、それぞれ50万円が授与されます。本年度の奨学生として選ばれたのは、国立パヴィア大学の合格者前田ともみさんと、私立ユニカミラス大学の合格者小林海さんの2名です。
奨学金制度の背景
今回の奨学金制度は、イタリア医学部予備校が「イタリア医学部留学を目指しやすい環境づくり」を目標に、新たに設けたものです。この制度により、意欲的な学生が経済的に負担を感じることなく、イタリアでの医学の学びに集中できる環境を整えることが期待されます。
奨学金支給の詳細
- - 支給金額: 50万円(返済不要の完全給付型)
- - 対象者と条件:
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国立大学: すべての国公立大学で、当校のIMAT模擬試験を受験し、最高得点を取得した学生が対象。
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私立大学: 当校が提携する私立大学(ユニカミラス大学、カトリカ大学等)で、受験サポートを受けた上で、最高得点を取得した学生が対象。
さらに、選ばれた学生は合格体験記の提出とインタビュー動画への協力が求められます。これにより、将来的な受験生にとっても有益な情報を提供することが目的です。
未来を見据えた支援体制
MED ITALY株式会社は、医学教育において国際的な人材を育成することを目指しており、今後もイタリア医学部予備校として、さらなる支援策を講じていく予定です。2025/2026年度の奨学金の詳細についても、公式HPでの公開が予定されています。
まとめ
このような奨学金制度の導入は、イタリアでの医学教育を考える受験生にとって、大きな後押しとなることでしょう。優れた成績を収めた学生に対する具体的な支援策として、多くの学生がこの制度を活用し、医学の道へ進むきっかけとなることを願っています。