櫻正宗の挑戦
2025-11-20 12:47:57

創醸400年を迎える櫻正宗、日本初の低アルコール燗酒を開発

創醸400年を迎える櫻正宗の新たな挑戦



歴史的な酒蔵である櫻正宗株式会社が、2025年に創醸400年を迎えます。この特別な節目に合わせて、同社は新たな日本酒文化の創造に取り組んでいます。その一環として、日本初となる「低アルコール燗酒の新しい飲み方」を開発し、注目を集めています。

櫻正宗の歴史と伝統



櫻正宗は1625年に創業し、以来、兵庫県の灘地域で酒造りを行っています。日本酒の原点とも言えるこの酒蔵は、数々の革新を成し遂げてきました。特に「宮水」の発見や清酒「正宗」の名を広めたこと、さらには「協会1号酵母」の発祥など、日本酒の歴史に深く関わっています。これらの功績は、櫻正宗が日本酒文化の発展に多大な影響を与え続けている証です。

新たな低アルコール燗酒の開発



近年、健康志向の広まりと共に、低アルコール飲料が求められていますが、清酒の燗酒はこれまでその発展が難しい課題がありました。櫻正宗はその問題に立ち向かい、アルコール度数が5〜10%の低アルコール燗酒を開発しました。特許を出願中のこの新製法では、アミノ酸や有機酸、塩分を加え、理想的な温度で燗酒を楽しむことを可能にします。

また、梅干しや昆布、鰹節などの食材を使うことで、風味を引き立てる方法も実証されています。これにより、従来日本酒を敬遠していた方々にも、食事感覚で気軽に楽しんでもらえることを目指しています。この新たなアプローチは「まろや燗」と呼ばれ、低アルコール燗酒の魅力を広めることを目指しています。

400年記念酒「秘醸」と寄付活動



櫻正宗は、創醸400年を祝う特別な醸造酒「秘醸」を数量限定で販売します。この「秘醸」は、オーク樽で19年もの間熟成された特別な逸品で、スモーキーな香りと熟成された風味が楽しめる日本酒です。販売開始は11月27日からで、売上の一部はアルコールに関連する社会課題に向き合う活動として寄付されます。

日本酒の楽しみ方を広める「ハレ飲み部」を発足



さらに、櫻正宗は「ハレ飲み部」という新プロジェクトを立ち上げ、日本酒を身近に楽しむ機会を提供します。公式サイトにて、日本酒の選び方や楽しみ方を提案するコンテンツを公開予定です。また、Instagramキャンペーンも実施され、参加者にはさまざまな特典が用意されています。

このように、櫻正宗は長い歴史を持ちながらも、常に進化し続ける酒蔵として日本酒文化の未来を切り開く存在であり続けます。400年の伝統を背負った新しい試みを通じて、櫻正宗が拓く可能性に注目です。


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会社情報

会社名
櫻正宗株式会社
住所
兵庫県神戸市東灘区魚崎南町5-10-1
電話番号

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