シニア世代から見るパリオリンピックの魅力と楽しみ方
2024年のパリオリンピックが開催される中、株式会社フージャースコーポレーションとその関連会社は、シニアの生活に焦点を当てた意識調査を実施しました。対象には50代から80代の男女121名が含まれ、パリオリンピックへの関心や楽しみ方についてのデータが収集されました。
シニア世代のオリンピック観戦事情
調査結果によると、開会式をテレビやインターネットで視聴したシニアは84%に上り、オリンピック観戦に対する高い関心が示されました。また、日々の視聴時間も増加しており、約39%の方が1日3時間以上、さらには約15%が5時間以上観戦していると回答しています。前回の東京オリンピックよりも、時差の影響かやや観戦時間は減ったものの、依然としてアクティブな視聴者が多いことがわかりました。
楽しむことができる理由
前回の東京オリンピックでは、様々な影響から観戦すること自体が不安視されていましたが、今回のパリオリンピックでは多くのシニアが楽しんでいることが確認されました。特に、注目しているスポーツについては、体操、柔道、バレーボールが上位に挙げられ、日本の強さを感じる競技が好まれていることが現れています。
心に残るオリンピック
シニア世代の心に深く残るオリンピックは、1964年の東京オリンピックに関する記憶が特に強いようです。「東洋の魔女」や「アベベ選手」など、多くの選手の名前が挙げられ、長年にわたりオリンピックがもたらした感動が色あせることはありません。また、近年のオリンピックで輝いた選手たちも記憶に新しい存在となっているため、シニア世代にとっては観戦することが特別な体験になっています。
新たな意欲の芽生え
オリンピック関連の情報を見た際、「次回のロスで観戦したい」「体を動かしてみたい」といった前向きなコメントも目立ちました。オリンピックは単なるスポーツイベントではなく、多くのシニアに勇気を与え、自らの生活に変化をもたらすきっかけとなっています。
調査概要
本調査は2024年の7月30日から8月4日までの間、紙アンケートによる直接投票、シニア向け分譲マンション入居者を対象に実施されました。有効回答者は121名、平均年齢は78.6歳です。
この調査結果から、シニア世代がどれほどオリンピックを楽しんでいるのか、またその影響で生活や意識に変化が生じていることがよく分かります。今後も、この世代の声に耳を傾け、彼らがより楽しく充実した生活を送れるような取り組みが求められます。