第24回聞き書き甲子園が全国15地域で参加高校生を募集中

聞き書き甲子園が第24回を迎え、参加者を募集中

全国で展開される「聞き書き甲子園」が、第24回を迎え、参加する高校生の募集を開始しました。このプログラムは、全国15地域の森、川、海の「名人」を訪ね、その生き様や知恵、技を「聞き書き」する活動です。これに参加することにより、高校生は地域の文化や伝統を学ぶことができる貴重な機会を得ることになります。

聞き書き甲子園とは

聞き書き甲子園は、平成14年度にスタートし、以来多くの高校生が参加してきました。参加者は各地域が推薦する「名人」を訪れ、一対一の対話を通じて、その方の知見を録音し、言葉を文字として残します。こうした活動は、地域の文化を未来へ繋げる重要な役割を果たしています。

第24回のテーマと新たな地域

2025年には、全国15地域での取材を予定しており、昨年度の活動が好評だったことを受け、さらにブラッシュアップされた形で展開されます。名人の推薦を受け付けている市町村も増えており、地域に根ざしたプログラムとしてのさらなる発展が期待されています。参加高校生は、93名の「名人」との対話を通じて、その知恵や生き様を学び、地域への愛着を深めることでしょう。

聞き書きのプロセス

高校生は名人との対話の内容を全て録音し、その言葉を元に作品をまとめていきます。この過程は、単なる情報の収集ではなく、深い対話を通じた理解を促します。聞き書きは、一方的に話を聞くのではなく、名人の思いや体験を大切に心に留め、その意義を作品へと昇華する活動です。特に、卒業後には里山や里海の保全活動に参加する卒業生も多く、聞き書きがもたらす影響は大きいと言えるでしょう。

参加方法とオンライン説明会

今回の参加応募は5月9日から始まり、5月12日に開催されるオンライン記者説明会では、この活動の意義や具体的な内容が詳しく説明されます。報道関係者だけでなく、地域活動に興味のある方々の参加も歓迎されており、幅広い関心を持った皆さんとの情報交換が図れます。

日程:

- 日時: 2025年5月12日（月）14:30～15:30
- 申込方法: メールでのお申し込み

主催と協力

この活動は、農林水産省や文部科学省をはじめとした多くの団体の支援によって成り立っています。また、株式会社ファミリーマートを含む様々な企業・団体が協力し、地域との繋がりを深めています。参加することで、高校生は地域の未来を考え、実際に行動する一歩を踏み出すことができるのです。

次世代に受け継がれる知恵や文化を学びながら、自らの成長へと繋がる充実した経験を、高校生たちがこの「聞き書き甲子園」で実現できることを期待しています。