kickflowに新機能、AIオプションのフォーム作成補助が追加
クラウドワークフロー「kickflow」を提供する株式会社kickflow(東京都千代田区)が、AIオプションに新しいフォーム作成補助機能を投入しました。これにより、ワークフローの管理者はより効率的に業務を進められるようになります。今回はこの新機能について詳しく解説します。
新機能の概要
前回のリリースでは、生成AIを利用した申請者向けの「AI入力補助」が導入されましたが、今回は管理者向けの機能です。この「AIフォーム作成補助」機能は、管理者がワークフローを作る際に必要なテキストをAIに与えることで、自動的に必要なセクションやフィールドを生成します。このようにして作成されたフォームは、後から管理者が自由に編集できるため、手間を大幅に省けます。
背景と目的
稟議や申請、承認を円滑に進めるためのワークフローシステムには、多くの関係者が関与します。申請者や承認者、さらにシステム管理者に至るまで、多忙な業務の中で生じる煩雑さがしばしば負担となります。しかし、AIの導入によりその負担を軽減できる可能性が示されています。新たなAIオプション機能は、この煩雑な業務をより効率化し、作業の迅速化を図るために開発されました。
「AIフォーム作成補助」機能の詳細
「AIフォーム作成補助」機能は、管理者が指示するテキストに応じてAIが自動的にフォームを生成します。例えば、一般的に利用されるような標準的なフォームを自動作成したり、別のシステムからのデータをテキスト形式に変換して利用することにより、製品移行の際もスムーズに行えるようになります。この機能はAIを活用し、従来の方法では時間を要した業務を大幅に効率化することが期待されています。
技術的な背景
このAIオプションは、OpenAI社が提供するGPTを基にしており、2024年10月時点ではGPT-4o miniという最新モデルが採用されています。APIを通じた利用により、プロンプトや生成された出力は学習データには使用されることはありません。このため、操作が安全であり、良好なユーザー体験が提供されます。
利用方法
「kickflow」のAIオプションを設定する方法や、「AIフォーム作成補助」の利用は、以下のヘルプページで詳細に説明されています。これにより、ユーザーは自分自身で設定を行い、すぐに新機能を試すことができます。
今後の展望
kickflowの開発チームは、すでに利用中のユーザーからのフィードバックを参考にしながら、さらなる機能の改良と新しいオプションの設計を進めています。これにより、AIオプションの精度や機能性を向上させ、多様なニーズに応える形で進化を続けるでしょう。
「kickflow」とは
kickflowは、中堅および大企業向けに設計されたクラウド型の稟議・ワークフローシステムです。300社以上の声を基に、企業が最も使いやすい次世代型のワークフローシステムが誕生しました。組織変更や人事異動に強く、APIの豊富さや洗練されたUI/UX、高度なセキュリティ機能を兼ね備えており、数百から数千名の従業員を持つ企業のニーズに応えることができる総合的なシステムです。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
kickflow公式サイト