自然言語処理の新たなページを開く「SIGDIAL 2025」に採択！

ストックマーク株式会社の広田航氏率いるLLM組織は、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共に、対話システムに関する重要な国際会議「SIGDIAL 2025」に論文を採択されました。

この国際会議は、談話や対話に関する最先端の研究を発表する場として知られ、学術研究者と業界の専門家が一堂に会する貴重なプラットフォームです。今回の採択は、広田氏とそのチームが行った研究が、実用面と理論面の両方で注目されていることを示すものです。

採択論文の概要

今回、SIGDIAL 2025で発表される論文は、「研究アイデアの生成」におけるマルチエージェントによる対話設計に関するものです。この研究では、複数の対話エージェント（LLM）が協力し、アイデア生成のプロセスを向上させるための新しいアプローチを提案しています。具体的には、以下の3つの設計要素が検討されています。

1. 多様性: 専門分野に基づくペルソナを導入し、生成されるアイデアの質を分析。
2. 並列性: 複数の批評エージェントを同時に使用し、幅広いフィードバックがもたらす影響の検討。
3. 対話の深さ: 批評と修正のサイクルを繰り返し、それがアイデアの精度と多様性に与える影響の調査。

このフレームワークは、特にマルチエージェントによる協力の魅力を引き出すことを目的としており、研究の実用的な価値を高めることが期待されています。

研究の重要性と未来への影響

急速に進化する自然言語処理技術と生成AI技術の中で、LLM（大規模言語モデル）やAIエージェントは多くの注目を集めています。ストックマークは、これら技術を用いてビジネスや研究における新たな価値を創造することを目指し、産学連携を強化しています。

今回の研究は、特に「自律型アイデア発想AIエージェント」に関するもので、ビジネスの実現性を高めるアイデア創出の手法に関心が寄せられています。様々な業界での利用が期待されているこのアプローチは、営業活動や提案資料作成など、多岐にわたる実用シーンで応用される可能性があります。

ストックマーク株式会社の目指す未来

ストックマークは「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」というミッションを掲げ、最先端の生成AI技術を活用しています。企業変革の支援を通じて、新たなビジネスチャンスを提供しており、製造業向けAIエージェント「Aconnect」や企業の資産を構造化する「SAT」を運営。これにより、企業特化型生成AIの開発や独自システムの構築も行っています。