日本に避難したウクライナ人の就労状況と未来を考えるセミナー開催
2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻から、早くも3年が経過します。この間、日本ではウクライナ避難民に対する生活支援が行われていましたが、2024年8月には国際NGOプラン・インターナショナルが発表した新しい調査レポートが大きな注目を集めています。このレポートの主なテーマは「ウクライナ避難民が直面する就労と日本語の壁」です。
背景と現状
日本政府は避難民に対して、生活費の支援を行ってきましたが、その支給期間が終了しつつあることから、就労と自立が重要な課題となっています。特に日本語の習得は、就労の大きな障壁となっていることが明らかになっています。プラン・インターナショナルのアドボカシーグループスタッフ、アンナ・シャルホロドウスカー氏もまたこの課題を実感し、彼女自身の経験からも多くの示唆を得ています。
2024年1月21日には、オンラインセミナー「ウクライナ避難民の挑戦と成長を知る」が開催されます。このセミナーでは、アンナ氏自身がゲストスピーカーとして、調査結果や自らの就労経験について語ります。また、NPO法人WELgeeの長島美紀氏も参加し、難民を受け入れることによるダイバーシティ&インクルージョンの実践について発表します。
セミナーの詳細
日時: 2025年1月21日(火)12:00~13:00
開催方法: Zoomを利用したオンライン
参加費: 無料
申込方法:
こちらのフォームから申込み
(登録後、アクセス方法を記載したメールが送られます)
登壇者紹介
アンナ・シャルホロドウスカー氏
ウクライナのマリウポリ出身で、政治的な理由から日本に逃れてきた現場からの声を届けます。彼女のキャリアは、教育やジャーナリズムにわたり、現在はプランでの活動を通じて多くの人々に影響を与えています。
長島美紀氏
政治学博士であり、様々な国際的な議論に参加してきた経験を持つ長島氏は、女の子や若い女性のエンパワーメントに関する活動を展開しています。ダイバーシティ推進の重要性についても詳しく語っていただきます。
WELgeeとプラン・インターナショナルの活動
NPO法人WELgeeは、難民が自らのキャリアを追求し価値を生み出すことを目指しています。また、国際NGOプラン・インターナショナルは、世界80ヶ国以上で、子どもや若者の権利と平等を推進するための取り組みを行っています。両団体の活動は、今後の難民支援に対する大切な一歩となるでしょう。
結論
ウクライナ避難民の現状や未来に関するこのセミナーは、ただの情報提供にとどまらず、参加者全員が彼らの挑戦に対する理解を深め、社会での支援方法を考える機会となることでしょう。今後も、このような取り組みを通じて、社会の多様性を尊重しつつ、より良い共生社会の実現を目指していきたいと考えています。