子どもの目薬と衛生
2023-12-06 10:00:02
子どもの目薬使用実態調査:衛生意識と選び方の重要性
子どもの目薬使用における調査結果
2023年9月に行われた「子どもの目薬使用に関するアンケート調査」では、子どもの目の健康とその管理状況が浮き彫りになりました。調査対象は、3歳から中学3年生までのお子さまを持つ500人の親です。調査の結果、60%以上の親が目薬の使用期限を把握しておらず、また、子ども自身による不衛生な使用方法が懸念されています。
子どもの目の不調
親が気になる子どもの目の不調についての回答では、最も多く挙げられたのが「かゆみ」で、全体の64.8%を占めました。他にも「目の疲れ」が39.0%、「乾燥」が30.6%と、子どもたちの目には多様な問題が見られます。この調査は、親が子どもの視力や目の健康に対し高い意識を持っていることを示しています。
自分で目薬を使用する子ども
興味深いことに、自分で目薬をさしている子どもは全体の59.4%であることがわかりました。これは、目薬の使用方法について子どもに正しい指導が必要であることを強調しています。親としては、子どもに対してただ目薬を渡すだけでなく、正しい使い方を教えることが求められます。
使用期限や開封時期の把握
目薬の開封時期に関しては、親または子どもが把握していない場合が56.8%、使用期限では60.4%が同様でした。この結果が示すのは、親が自分や子どもの目薬の管理をほとんど行っていないことです。目薬は医薬品として非常に重要なものであり、使用期限切れの目薬を使用している可能性が高まっているのです。
衛生意識の低下
さらに、子どもが自分で目薬をさす際、不衛生な使用方法をしている割合は68.7%にも上ります。具体的には、「目薬容器の先端がまつげやまぶたに付いてしまった」「使用期限を確認せずに使った」というケースが確認されました。これらは、親自身の目薬への衛生意識が低いため、子どもも同様に不衛生な行動をとってしまう結果です。
目薬選びの重要性
子どもの健康や衛生対策には、親の高い関心が示されており、なんと90.2%が「日頃から気を付けている」と回答しています。特に目薬選びにおいて重視する点は「安全性や目へのやさしさ」であり、これこそが親にとって大切なポイントと言えるでしょう。
1回使い切り目薬の推奨
ここで特に注目されるのが、1回使い切りの「ユニットドーズ」の目薬です。このタイプは細菌の繁殖リスクが低く、開封後の使用期限を心配せずに使えることから、子どもにとっても非常に適しています。今後は、このタイプがスタンダードになることが望まれています。
まとめ
この調査結果から、子どもに対する健康や衛生意識の高さが伺えますが、実際の管理についてはまだまだ課題が残されています。親は子どもに対して目薬の正しい使用方法や管理方法をしっかりと教育し、必要な衛生対策を講じることが重要です。これによって、子どもたちが安全に目薬を使用できる環境が整えられ、目の健康が守られることを期待したいと思います。
会社情報
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株式会社オフテクス
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