青山商事が武雄市と防災協定を締結し地域貢献へ

青山商事株式会社は、8月27日（水）に佐賀県武雄市と「防災に関する連携協定」を締結しました。この協定の締結は、武雄市においては初めての試みとなり、主に災害発生時における物資の供給を通じた避難所生活の支援を目的としています。

青山商事は、これまでにも地域に密着した企業活動を行ってきましたが、今回は特に防災に特化した支援を行うことにより、さらなる地域貢献を目指しています。締結式は武雄市役所で行われ、青山商事の執行役員や武雄市の市長が出席しました。

この連携協定により、青山商事は武雄市に対して防災毛布を寄贈することになっており、2023年と2024年の各年に100枚ずつ、合計200枚の防災毛布を寄贈する予定です。これにより、地域の避難所での生活環境が改善されることが期待されています。寄贈する毛布は、リサイクル素材を用いており、サイズは200㎝×140㎝です。

また、協定には防災毛布や衣類の提供・調達支援のほか、両者で協議して合意した新たな支援項目も含まれています。具体的な取り組みについては今後の協議を通じて決定し、実施に移されることになります。

青山商事は2018年から、顧客から回収したスーツなどをリサイクルし、防災毛布を作成する取り組みを行っています。これまでに全国11箇所において、合計2700枚の防災毛布を寄贈してきた実績があります。この取り組みは、企業の社会的責任を超えて持続可能な社会の実現にも寄与しています。

さらに、青山商事は中期経営計画においてもSDGs（持続可能な開発目標）を重視した施策を強化しています。武雄市は持続可能性を重視した戦略を持ち、青山商事との協定により、地域課題を解決する施策を共同で実施することが期待されています。

青山商事が取り組んでいるリサイクル活動には、使用済み衣料の回収以外にも、廃繊維を使用した「リサイクリングBOX」を店舗に設置し、エコ活動の参画を促進するための工夫も含まれています。これにより顧客も容易にリサイクルに参加可能となっており、環境に配慮した活動がますます広がっています。

今後も青山商事は、この防災協定を機に地域社会とのさらなる連携を図り、持続可能な社会の実現に向けた企業の役割を果たしていきたいと考えています。武雄市とのパートナーシップを強化し、地域住民とともに防災対策を進めることで、より安全な社会づくりに貢献していく所存です。