インドネシアで新たな介護福祉士の夢が芽生える
キャレオス株式会社は、インドネシアのバリ島に位置するフジアカデミーバリにて、介護福祉士実務者研修の第3期生の開講式を10月9日に執り行いました。この研修は、日本の介護業界が直面する人材不足の解消を目指し、近年増加する技能実習生や特定技能生を対象としたものです。
研修の背景
介護領域では、多くの課題を抱えており特に人手不足が深刻化しています。この問題を解決するため、キャレオスは従来福山市で行っていた研修をインドネシアで実施することを決定しました。これにより、以下のメリットが期待されています:
- - 人員配置の負担軽減
- - 3~4年後に介護福祉士試験合格時の長期雇用の可能性
- - 訪問介護サービスの提供が可能になること
実習生たちは日本語と介護技術を学び、入国後に受講する7日間のスクーリングを経て、実務者研修を修了します。このような一連の過程を通じて、彼らは高いスキルを備えた人材として日本の介護現場で重宝される存在となるでしょう。
開講式の様子
今回の開講式には、男性2名、女性3名の計5名の受講生が参加。日本とオンラインで結び、講師陣も熱心にサポートする中、受講生たちが真剣に課題に取り組む姿が印象的でした。特に、第1期生のデヴィさんは、入社から6ヶ月を経て利用者に優しく寄り添う姿が評価されています。このように、実習生が日本での介護現場に溶け込んでいる様子が伺え、彼らの取り組みは日本の職員にも良い影響を与えています。
介護福祉士実務者研修とは
この研修は、国家資格である「介護福祉士」を受験するための必須資格を取得するためのもので、初任者研修よりもさらに高度な内容が求められます。質の高い介護サービスを提供するためには、実践的な知識と技術が不可欠です。
キャレオスの研修プログラムは通信講座として行われており、受講生は日本入国後にスクーリングを受けるシステムです。これによって、日本での介護現場に即した実践的なスキルを習得することができるのです。
キャレオス株式会社の紹介
キャレオス株式会社は、2002年から福祉事業に参加し、介護福祉サービスや児童発達支援など多様な事業を展開しています。広島県を中心に、多くの拠点と事業所を構え、様々なニーズに応じたサービスを提供しています。特に、年齢や障がいの有無に関わらず、クオリティの高い支援を行い続ける姿勢が評価されています。
事業内容
キャレオスは次のような事業を展開しています:
- - 介護福祉サービス『ゆうゆう』:44事業所
- - 児童発達支援『夢門塾』:38事業所
- - 保育事業:11園
- - 就労支援事業
更に、同社は外国人向けの日本語教育や職業訓練事業にも力を入れており、国際的な人材育成にも貢献しています。このように、キャレオス株式会社は、地域社会に貢献し続けるための多角的な取り組みを進めている企業です。今後の展開にも注目が集まります。