池袋の新たな文化を考える「池袋ラブホ会議」
2025年9月21日、池袋にあるラブホテル「ホテル 艶(EN)」の5階が、リニューアルオープンします。これに合わせ、「池袋ラブホ会議」が開催され、若者たちが集まる新たな文化拠点としてのラブホテルの可能性を探る場が設けられます。この会議では、性に関するタブーを乗り越え、オープンに話し合える機会を提供します。
リニューアルの背景と目的
今回のリニューアルは、従来のラブホテルに対するギラギラしたイメージを払拭し、「自分の部屋」のようにリラックスできる落ち着いた空間を提供することを目指しています。
そもそも日本では、家庭環境により自宅において十分なプライバシーが確保できない若者が多く、そのためにもラブホテルは需要があります。さらに、性教育や性的プライバシーについての議論は、依然としてオープンではありません。若者にとって、ラブホテルがもっと身近な存在になれば、カップルや友人同士が安心して利用できる場所として活用され、性に関する知識や情報を交換する場としても期待されます。
「池袋ラブホ会議」のプログラム内容
「池袋ラブホ会議」は、次のような多彩なテーマのトークセッションで構成されています。参加費は2500円で、ホテルの部屋代も含まれています。
- - 401号室:「ラブホテルを面白がる会」 !行列のできる部屋のアイデアを共創するセッション。
- - 402号室:「ラブホテルの民俗学」 では、民俗学研究者がラブホテルの歴史や文化的意義を語ります。
- - 403号室:お茶の間性教育「性のお話」 では、身近にある性の問題について自由に話し合います。
- - 501号室:「ラブホの魅力とこれから」 では、ラブホテラーたちが未来のビジョンについて語ろうとしています。
- - 502号室:女性限定「カラダのモヤモヤほぐす部屋」 では、性の健康や生理に関するアイテムが展示されます。
- - 503号室:「ラブホについての女子のホンネ」 では、女性のリアルな意見を聞くことができます。
専門家の声と日神山氏の思い
このイベントをプロデュースしている日神山晃一氏は、池袋を拠点に多くの店舗や空間デザインを手掛けており、社会の課題に対して真剣に向き合っています。彼は「ラブホテルがアンタッチャブルな存在になりがちですが、それは性に関する問題を扱っているからです。しかし、この問題に向き合うことで、社会の可能性が見えてくるかもしれません」と語ります。
「池袋ラブホ会議」は、ラブホテルが文化や社会について語り合う場として機能し、オープンな議論を通じて少子化や性の不平等といった社会問題への理解を深めるための重要な機会を提供することを目指しています。
多くの人々がこの新たな試みに参加し、共に未来を考える場となることを期待しています。私たちにとって、ラブホテルは単なる宿泊施設ではなく、文化を創造し、様々な価値観を受け入れる場として生まれ変わります。