株式会社誠勝、図書館・博物館支援サービスを開始
2024年10月25日、株式会社誠勝は新たに図書館や博物館に特化した「デジタルアーキビストによる専門業務の内製化支援サービス」を展開すると発表しました。これは、文化庁が推進するデジタルアーカイブ化の動きに応え、専門人材が不足する現状を改善するための取り組みです。このサービスは、文化財や資料をデジタルで保存し、有効活用することを目的としています。
サービス開始の背景
2023年4月に改正された博物館法により、博物館は資料のデジタルアーカイブ作成と公開が求められるようになりましたが、実際にデジタルアーカイブを行える専門職員が不足しています。文化庁の調査によれば、博物館におけるデジタルアーカイブに関する専門知識を持たない職員が7割以上を占め、約半数の博物館ではデジタルアーカイブの作成予定がないという現実があります。
特に、文化庁第5期博物館部会で、産業界からのデジタルアーキビストの育成の必要性が議論され、そのビジョンが実現されるために民間企業の参画が求められています。このような背景に基づき、誠勝は専門的な支援を行い、デジタルアーカイブに関する技能を普及させることを目指すことにしました。
サービスの特徴
1. 専門人材の派遣
誠勝では、デジタルアーカイブの専門家が各図書館や博物館に直接訪問し、職員が自立してデジタルアーカイブ業務を行えるよう指導を行います。ノウハウの提供は、現地訪問だけでなく、オンラインでのサポートも可能です。
2. 柔軟なカスタマイズ
各施設のニーズに応じたカスタマイズも行い、事前のヒアリングを通じて最適なプランを提案します。費用やスケジュールは施設の状況に応じて調整が可能です。
3. 幅広い支援内容
デジタルアーカイブ業務には、データのスキャンやシステム化だけでなく、テキストマイニングを用いたデータ分析技術を活用した利活用教育も含まれます。これにより、デジタルアーカイブの価値を最大限に引き出す支援が提供されます。
利用の流れ
本サービスの利用は以下のステップで進められます:
1.
ヒアリング:サービス担当者が教育開始日時、大まかな内容、相談の背景をお伺いします。
2.
提案・費用検討:適切な専門家を提案し、必要な費用の検討を行います。
3.
契約:業務委託契約を結びます。
4.
授業・教育開始:選任された専門家による授業・教育が開始されます。
会社概要
株式会社誠勝は、東京都新宿区を本社とし、デジタルアーカイブの構築と利活用に特化した専門集団です。2012年の設立以来、5,000社以上のクライアントから信頼を受けており、今後もITとデジタルアーカイブの融合によって文化遺産の保存に貢献していく所存です。
お問い合わせ先
サービスに関する問い合わせは、次のリンクまたは電話でお受けしています。
- - お問い合わせフォーム
- - TEL:東京本社 03-6457-7962 / 奈良支店 0742-22-5768
誠勝はあらゆる文化を継承するアメーバのような存在であり続けることを目指しています。