2025年が始まり、早くも2週間が過ぎました。この時期、年始に立てた目標はどのように推移しているのでしょうか。生活満足度の向上を目指す「くふう生活者総合研究所」(通称・くふう総研)による調査結果が発表され、多くの人が目標達成に向けて確実に行動を継続していることがわかりました。
調査概要
くふう総研は「一年の計」をテーマに、全国で6,990名を対象にしたアンケートを実施しました。期間は2025年1月16日から1月19日までで、ユーザー層は若い世代から高齢者まで幅広く含まれています。調査の結果、約45.5%の人々が2025年の目標を定めたと回答しました。
目標設定の傾向
最も多かった目標は「健康・美容・ダイエット」で、全体の23.9%がこの分野にフォーカスしています。多くの人が減量や健康維持を目指していることが示されています。例えば、20代の女性は「8kg痩せたい」と語り、30代女性は結婚式を控えているため「綺麗に見える体重にしたい」と具体的な数値目標を設定。50代男性は「休肝日を設けたい」、60代女性は「ボイストレーニングを続ける」と、年齢ごとの多様な目標が共有されていました。
次に目を引くのは「お金」に関する目標です。全体の23.5%が貯蓄や投資目標を掲げ、特に老後の生活資金を意識した回答が多いことが特徴です。10代女性は「100万円貯金」、40代男性は「FIRE(経済的自立と早期退職)を目指す」といった具体的なプランが挙げられました。
目標継続の状況
調査の結果によると、67.3%の参加者は目標達成に向けた行動を「継続できている」と回答しました。これには「継続しているが、今後続けるのは難しそう」という意見も含まれていますが、全体的に見て多くの人が順調にスタートを切っていることがわかります。
もちろん、20%の人は「継続できていない」と感じており、12.8%は「未着手」と回答。とはいえ、それぞれの多くは「これから頑張る予定」と前向きな姿勢を示しています。
なぜ継続できるのか?
目標の継続ができている理由として、42.5%の人が「目標が自分に合っている」と答えています。これは、自身の目指す方向性が明確であるため、行動に移しやすい状況を作り出していることが伺えます。逆に目標に取り組めない理由としては、「他の優先事項がある」ことが31.6%を占め、時間や優先順位が影響していることが明らかになりました。
目標達成への取り組み
現代社会は忙しいため、それぞれの生活の中で目標に向かう時間を確保するのが難しいと感じる人も多いです。しかし、これらのデータから考えるに、継続的な取り組みや楽しさを含めた習慣作りが目標達成において重要であることが確認されました。目標の具体性や自身への適合性を意識し、やり遂げるための手法を模索することが、達成の鍵となるでしょう。
まとめ
2025年の目標に関する調査は、多くの人が自己成長や環境改善に精力的に取り組んでいることを示しています。忙しい日々の中でも、目標を掲げることで個人の満足度や社会全体の向上に寄与することが期待されます。これからの時期、充実した目標達成に向けた行動が広がることが楽しみです。