「BinGo」-新しい広告の形
近年、都会の観光地や繁華街では、観光者増加に伴うオーバーツーリズムが深刻な課題となっています。特に、ゴミのポイ捨ては、それに伴う大きな問題の一つです。この状況を打開するため、株式会社WASABIが手掛けたのが新しい広告サービス「BinGo」です。
1. 「BinGo」の誕生背景
「観光公害」や街の美化問題に直面する中、WASABIは単なる罰則や規制の強化だけでは根本的な解決が難しいと考えました。そこで提唱したのが「ゴミ箱が自ら人の元へ行く」という発想。これが「BinGo」の起源です。これは、積極的にゴミを集めることで、街の美化を促進し、同時に企業のプロモーションを行うことを目指しています。
2. 「BinGo」とは何か?
「BinGo」は、特別なゴミ箱広告を背負ったスタッフが、渋谷や原宿、浅草といった人通りの多い場所で活動します。彼らは通行人からゴミを回収しながら、企業の広告も展開。この新しい手法では、「ゴミを捨てる」というポジティブな行動を通じて、企業やブランドとの接触が生まれます。広告媒体としての新たな体験を提供し、単なる認知を超えた深いブランド印象を残します。
3. BinGoの魅力
3.1 嫌われない広告
「BinGo」が注目される理由の一つは、広告が「感謝される存在」となる点です。街をきれいに保つことに貢献することで、通行人は自然と「ありがとう」と感謝の意を示します。これにより、広告主も「街を美化する企業」としての認識を得ることができます。
3.2 SNSとの相乗効果
ユニークな活動はSNSでの拡散を引き起こし、多くの人々の注目を集めています。実際、「BinGo」に関連する動画は400万回を超える再生数を達成し、「こういう広告はもっと見たい」といったポジティブな反応が多数寄せられています。
3.3 能動的な体験
他の看板広告と異なり、通行人は自らの意思でスタッフに近づき、ゴミを捨てる行動を行います。この能動的な接触は、プロモーション効果を一層高める要素となっています。
4. 成果と評価
「BinGo」はすでに多くのメディアに取り上げられ、ウォール・ストリート・ジャーナルでも紹介されるなど、国内外で評価を受けています。SNSでの高評価は、企業への信頼感を醸成する要因ともなっています。また、早速15社以上の広告掲載実績もあり、その効果が実証されています。
5. 企業概要
株式会社WASABIは、成蹊大学から生まれた学生主導のスタートアップです。若者特有の発想力を活かし、社会の課題解決に向けた活動を行っています。今回の「BinGo」を通じて、企業、街、そして人々が三方良しとなる新しい広告の基準を確立することを目指しています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社WASABI
- - 所在地: 東京都渋谷区道玄坂1-10-8
- - 設立: 2025年1月
- - 代表者: 木戸洵成
- - 事業内容: オフライン広告事業
- - ウェブサイト: WASABI