住友倉庫におけるリユースEV導入の取り組み
住友倉庫は最近、社用車への「リユースEV」の導入を開始しました。この動きは、住友三井オートサービス株式会社(以下、SMAS)との協力により実現したものです。住友倉庫は、この取り組みを通じて、急速に進化する環境問題に対して果敢に立ち向かう姿勢を示しています。
1. 導入の背景
住友倉庫は、気候変動問題への対策として様々な施策を展開しています。物流効率化やモーダルシフトによってCO2削減を目指し、さらには省エネルギー機器の導入や太陽光発電の利用を進めています。特に社用車のEV化については、2030年度を目指して100%のEV化を掲げる壮大なビジョンを持つなど、業界の最前線で取り組んでいる企業の一つです。
しかし、新車EVの導入コストが依然として高いことを鑑み、SMASは経済的にも優れた選択肢である「リユースEV」の導入を提案しました。このリユースEVは、SMASがリース契約の期間中に定期的にメンテナンスを行った車両を厳選して提供するため、信頼性も高いものとなっています。
2. サーキュラーエコノミーモデルの推進
また、SMASは単なる車両の使用から一歩進んで、「サーキュラーエコノミー」モデルの構築を目指しています。リユースEVは新車時に比べてバッテリー性能が劣るものの、利用用途を考慮することで十分に活用できる可能性があります。今後は、2次利用・3次利用を視野に入れた持続可能な社会を実現するための支援を強化していく方針です。
3. 将来的な展望と取り組みの拡大
現在、SMASは全国の10の自治体と連携協定を結んでおり、リユースEVの導入をさらに強化しています。各自治体での実証成果を基に、先々はより多くの民間企業にもこの取り組みを広げる計画を立てており、全社挙げて普及の加速に取り組む意向です。
「クルマ社会と地球環境への貢献」を目指すSMASは、「サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマー」を標榜し、多様なニーズに応じた総合モビリティサービスを展開しています。さらに、全国の自治体や企業との公民連携によって得た知見を生かしながら、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現にも積極的に取り組んでいく計画です。
このように、住友倉庫はリユースEVの導入を通じて持続可能な未来づくりに貢献し続けています。今後の取り組みにはさらなる期待が寄せられるでしょう。
【本件に関するお問い合わせ】
SMAS(住友三井オートサービス株式会社)
URL :
https://www.smauto.co.jp/
担当 : 広報部 白濱・蟹藤
電話 : 03-5358-6669
e-mail :
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