国富町のLINE公式アカウントが新機能を搭載！ ITを活用した地域活性化の第一歩とは

国富町のLINE公式アカウントが新機能を搭載！

宮崎県の国富町が、合同会社DMM.comとプレイネクストラボ株式会社と協働し、7月1日に「住民向けLINE公式アカウント」の大規模アップデートを実施しました。これによって、住民は暮らしに役立つ情報を手軽に受け取れるようになり、公共施設の予約も簡単に行えるようになります。

取り組みの背景

DMMは「地域活性化起業人制度」の一環として国富町と協定を結び、社員を派遣してDX推進を支援してきました。この活動の一環で、今年1月にはデジタルサイネージ「AIさくらさん」が導入され、庁舎総合窓口の混雑軽減を図りました。今回は、その流れを受けて住民が情報を効率良く得られるよう、LINE公式アカウントの機能を拡充しました。

新機能の詳細

1. セグメント配信機能

新たに搭載された「セグメント配信機能」により、住民は必要な情報だけを選んで受け取れるようになりました。これにより、受け取る情報のカスタマイズが可能となり、より効果的な行政サービスが提供されることが期待されます。情報のカスタマイズには受信設定への回答が必要ですが、それによって本当に必要な情報が短時間で得られます。

2. 施設予約機能

公共施設のオンライン予約機能が追加され、町内の体育館や運動公園、法華嶽公園などの予約が簡単に行えるようになります。これまでは電話や窓口での確認が必要でしたが、新機能によりLINE上で空き状況が確認でき、そのまま予約が完結します。事前のID登録も不要で、便利さが格段に向上しました。

スマート公共ラボ for GovTechプログラム

LINEを活用した情報発信や自治体サービスのデジタル化を実現するための「スマート公共ラボ for GovTechプログラム」が、この機能拡充の要となっています。これにより、行政の業務効率が改善し、住民への情報提供も精度が高まります。2023年3月には「スマート公共ラボ電子申請」サービスもスタートし、行政手続きのデジタル化が進行中です。

国富町について

国富町は、宮崎県中央部に位置する町で、人口約17,000人を擁しています。本庄古墳群などの貴重な文化財が点在し、温暖な気候と豊かな自然に恵まれています。マンゴーや宮崎牛など、多彩な農産物や食材が地域の特産品として知られています。

DMMの地方創生事業

DMMは2019年から地方創生事業に取り組み、「地域に貢献する持続可能なビジネスの創出」を使命としています。各地域の特性に応じた支援やサービスを提供しており、今後も多角的な事業を展開し続けます。この取り組みを通じて、地域に根ざしたエコシステムの構築を目指しています。

国富町のLINE公式アカウントは、今後も地域情報をパーツとして連携し、住民のライフスタイルを支える重要なツールとなるでしょう。これらの新機能を活用して、町の情報をしっかり把握し、充実した生活を送ることができるのはいっそう便利になると言えます。ぜひこの機会に、国富町のLINE公式アカウントを活用してみてはいかがでしょうか。