新刊『「円」より「縁」-地域通貨が示す新たな選択-』発刊
フェリカポケットマーケティング株式会社(東京都文京区、代表取締役:納村哲二)が、地域通貨に関する書籍『「円」より「縁」-地域通貨が示す新たな選択-』を発行しました。この書籍は、株式会社日経BPより発行され、店頭販売は2024年9月2日から開始されます。帯メッセージはさいたま市の市長、清水勇人氏から寄せられています。
発刊の背景
現在、日本国内では多くの地域通貨が導入されており、過去にも地域通貨は注目を集めた時期がありました。新刊の発行にあたっては、「またブームが来るのか?」という懸念があるのも事実です。納村は16年間地域通貨に取り組んできた中で、「地域通貨に成功事例はない」という一般的な認識には同意しつつも、地域通貨が持つポテンシャルを強調しています。
地域通貨には、企業Payやポイントシステムにはない特性が存在します。地域内での取引を促進するだけでなく、地域に根ざした活動や環境保護、社会的責任を意識した行動を促す役割も果たします。それにより、シビックプライドの醸成が促され、地域に対する愛着や誇りが育まれます。この書籍では、地域通貨がもたらす地域活性化やコミュニティの活性化、個々のウェルビーイングという3つの側面を詳述しています。
書籍の主な内容
本書は、地域通貨を知るための貴重なガイドです。以下、主要な章の内容を紹介します。
第1章: 「円」より「縁」
地域通貨が個人の幸福度に与える影響について考察します。過去の経験を基に、地域経済を活性化するための具体的な方法が示されています。
第2章: 地域通貨の設立から普及まで
地域通貨「めぐりん」を運営するサイテックアイの善生憲司さんが、地域通貨の普及にかけた15年間の経験を基に寄稿しています。現場の視点が生かされています。
第3章: 実際の導入事例
健康や環境保護、SDGsに関する取り組みを行う全国17の自治体の事例が紹介されています。これにより、地域通貨が実際にどのように機能しているのかがわかります。
書籍の特徴とまとめ
この新刊は、自治体や商業経営者が地域通貨の導入を検討する際の重要な情報源となるでしょう。成功例や課題について具体的に説明しており、地域を元気にするための知識と指針が詰まっています。
著者の納村哲二は、地域通貨についての専門家で、地域のニーズに応じたデジタルソリューションを提供してきました。彼の知識と経験が詰まった本書は、地域活性化に関心のあるすべての人にとって大切な一冊となるでしょう。書籍は全国の書店やオンラインストアで販売され、定価は1,980円(税込)です。また、詳細情報や購入は
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