衝撃のアニメ業界
2025-03-27 09:16:19

アニメーターの現実を描いた衝撃作が発売!その過酷さとは?

アニメーターの過酷な現実を描く新刊



2025年3月27日に株式会社竹書房から新刊「憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした」が発売される。この作品は著者であるいとうまりこ氏が、自身のアニメーターとしての経験を元に、アニメ制作現場の厳しい実態を描く職業エッセイである。

アニメ産業の不可視な労働環境



2024年5月28日に発表された国連の調査報告書によれば、アニメ業界ではアニメーターが直面している低賃金、過重労働、不公正な契約条件が浮き彫りになっている。国連がこのことを指摘したことにより、アニメーターの労働環境が問題視され、社会的にも注目を浴びるようになった。

いとうまりこ氏は自身の体験を通じて、アニメ業界に蔓延する「ブラックな環境」がどのようなものであるかを赤裸々に表現している。彼女の文章からは、現場でどのような状況が繰り広げられているのか、リアルに感じ取ることができるのだ。

衝撃的なエピソードの数々



本書の中では、アニメーターたちがいかに過酷な労働条件に晒されているのか、いくつかの衝撃的な事例が紹介されている。たとえば、16時間働いても報酬はわずか2400円、徹夜作業や泊まり込みが普通であること。また、眠気を紛らわすために鉛筆を太ももに刺すという過酷な選択を迫られる様子など、読者は目を覆いたくなるようなエピソードに驚かされる。

さらに、仮眠室での過労死に繋がるような悲劇も描かれており、アニメーション制作の裏側に潜む問題が如実に伝わってくる。このような現場で働くアニメーターたちの声が、漫画という形で表現されていることで、より強いメッセージ性を放っている。

著者いとうまりこのプロフィール



いとうまりこ氏は、アニメーターとして22年間の経験を積んできた実力派であり、キャラクターデザインも手掛ける現役のプロフェッショナルである。彼女はそのキャリアの中で、数々の人気作品に携わってきた。特に『ログ・ホライズン』や『デジモンゴーストゲーム』のキャラクターデザインは、多くのファンに親しまれている。

しかし、アニメ業界の裏側を漫画で描くことを決意し、新たなステージとして漫画家デビューを果たした。彼女の作品は、アニメ業界における労働問題に触れる貴重な試みであり、多くの人々に衝撃を与えるだろう。

書籍情報



本書の詳細は以下の通りである。
  • - 書名: 『憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした』
  • - 著者: いとうまりこ
  • - 発売日: 2025年3月27日
  • - 価格: 1,430円
  • - ISBN: 9784801943902

アニメ業界の過酷さと、そこで働く人々の苦悩を描いたこの作品は、単なる職業エッセイに留まらない、深いメッセージを持った一冊となっている。読者には、アニメ制作の裏側を知ることで、より一層アニメーションに対する理解が深まること間違いなしだ。

終わりに



『憧れのアニメーターになったら超絶ブラックでした』は、アニメーション制作に関わるすべての人々にとって、重要な読み物となるだろう。そこに描かれているのは、憧れとは裏腹に厳しい現実を生きるアニメーターたちの姿だ。この本を通じて、今後の業界改善を願う声が多く集まることを期待したい。


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会社情報

会社名
株式会社竹書房
住所
東京都千代田区三番町8番地1 三番町東急ビル 6階
電話番号
03-3264-1576

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