未来に向けた青少年の声を発信する『アジェンダ2025』
2025年8月1日、大阪で開催される『アジェンダ2025~平和構築と人権擁護~』は、次世代を担う高校生や大学生が集まり、平和と人権に対する提言を行う一大イベントです。このイベントは、国際ロータリー第2660地区が主催し、万博の「テーマウィーク」プログラムの一環として位置付けられています。
開催概要
- - 日時: 2025年8月1日(金)10:00~16:00(開場 9:30)
- - 会場: テーマウィークスタジオ(大阪・関西万博会場内)
- - 参加方法: 事前登録制(対面・オンライン参加可)
■ イベントの主な内容
午前の部では、元国連人権理事会諮問委員会の委員である著名な法学者が基調講演を行い、さらには国連や日本外務省での経験を持つ奨学生OB・OGが各自の活動報告を行います。これによって、参加者は国際的な視点から平和と人権の重要性を理解するでしょう。
午後は、全国7つの高校から選抜された学生が、教育格差、ジェンダー、AI技術、医療における人権など、6ヶ月にわたって探究してきたテーマについて発表します。これにより、青少年の声がダイレクトに世界に発信されることになります。
提言の発表
提言発表のセッションでは、来場者やオンライン参加者からの意見を交え、具体的な提言がまとめられます。この発表は日英同時通訳付きでライブ配信されるため、世界中の人々に向けて発信されます。
■ モデレーターと登壇者
モデレーターは甲南大学の中井伊都子氏が務めます。また、著名な登壇者として、国連関連機関で活躍しているバッティー亜夢斗氏、ILOで社会保障を担当する百瀬雄太氏、外務省で国際協力に携わっていた山口真理子氏、国連の難民支援に従事する渡辺栞氏の4名が登壇します。
学校別発表テーマ
- - 追手門学院大手前中・高等学校: AIによる偽情報
- - 開明中学校・高等学校: ジェンダー平等と女性活動の促進
- - 興國高等学校: 国際社会における教育の未来
- - 金光八尾中学校・高等学校: 子どもの権利と教育アクセス
- - 四天王寺高等学校・中学校: ジェンダー平等と差別の撤廃
- - 清風中学校・高等学校: 子どもの権利と教育アクセス
- - 高槻中学校・高等学校: 南スーダン教育支援
青少年の未来を築く場所
これらの活動を通じて、青少年が自らの意見を世界に届けることができる貴重な場となり、今後の人生やキャリアの出発点としての意義を持つことを目指しています。
■ 国際ロータリー第2660地区について
国際ロータリー第2660地区は大阪を中心とした地域で構成され、奉仕と国際理解を理念として活動しています。約78のクラブが存在し、青少年育成や国際交流、環境保全などのプロジェクトを通じて持続可能な社会づくりに貢献しています。本イベントもその一環として、青少年の意見を尊重し、将来に活かすことを目指しています。
このように、『アジェンダ2025』は未来に向けた重要な示唆を与えるイベントであり、多様な声を集めて国際的な問題に立ち向かう機会を提供します。