新常態の職場
2020-06-25 17:06:45
ニューノーマル時代のワークプレイスに求められる四つの視点とは
ニューノーマル時代のワークプレイスに求められる四つの視点
新型コロナウイルスの流行を契機に、私たちの働き方が大きく変わりました。特にリモートワークの普及は、多くの企業や組織に新しい課題をもたらしています。この新常態を乗り越えるためには、以下の四つの視点が重要です。
1. コミュニケーションの再定義
自宅勤務が一般化する中で、社内コミュニケーションも大きく変化しました。従来の対面での会話が減少し、チャットやWEB会議が主流となっています。これは人々が物理的に離れている中での重要な手段である一方、非言語的なコミュニケーションの欠如もプロジェクトの進行やチームの結束に影響を与えています。したがって、コミュニケーションツールを単なる業務ツールとしてだけでなく、組織文化を育む場として捉え、効果的な使い方を模索する必要があります。
2. より専門性の高い場づくり
デスクワークがリモートに移行するなか、オフィスの役割も変わりつつあります。しかし、すべての事業には特有のニーズがあり、それに適した環境が求められています。たとえば、クリエイティブな業種では、アイデアの発想を促進するオープンスペースが好まれますが、医療や製造業などでは、特定の設備や安全基準が求められるでしょう。企業が発展するためには、フィジカルな世界でのユーザーとの接点を見極め、専門性の高い場づくりが必要不可欠です。
3. 健全な活動のための環境
サステイナブルな企業活動を実現するためには、快適な執務環境も大切です。在宅勤務が普及するなかで、自宅では得られにくい論理的な環境やセキュリティの確保が求められます。企業が物理的な場を持つ意義は、グループでの集まりや創造的な議論を行うための「場」として重要であることを再確認する必要があります。新たな時代において、どのような環境が組織と従業員の健全な活動を支えるのかが問われています。
4. 外部の組織や人材との関係性構築
人々が場所に制約されずに働く時代が到来しています。その結果、企業は外部の人材や組織との協力がより重要になってきます。今後、フリーランスやプロジェクトベースの仕事が増える中、企業はその働き方に応じて新たな関係性を構築していく必要があります。外部とのコラボレーションを得意とする企業にとって、物理的な場の活用は新たなビジネスチャンスにつながるでしょう。
これらの視点を考慮することによって、ニューノーマル時代のワークプレイスは進化していくと期待されます。企業が今後どのような環境づくりを進めていくのか、その動向に注目が集まることでしょう。
企業概要
会社名
株式会社フロンティアコンサルティング
代表者
代表取締役社長 佐々木 真志
設立年
2007年2月
所在地
東京本社をはじめ、全国に拠点を展開。海外にも進出しており、上海や香港などで事業活動を行っています。
事業内容
同社は「未来を拓ける、オフィスがいい」をブランドスローガンに掲げ、オフィスの設計から移転管理、原状回復までを網羅したワンストップソリューションを提供。クライアントの潜在ニーズを見出し、経営戦略をサポートしています。また、オウンドメディア『Worker’s Resort』を通じて、オフィステックや最新トレンドに関する情報を提供し、第三者オピニオンとしても注目されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社フロンティアコンサルティング
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル1F
- 電話番号
-
03-6810-2120