TimeTreeが提供開始した新たな広告配信システム
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川泰斗)は、予定データを基にした先進的な広告配信「TimeTree 未来行動PMP」を発表しました。この新しいサービスは、広告主がプログラマティック広告を通じて、特定のユーザー層に効果的にアプローチできることを目的としています。今回は、TimeTreeがこの新しい取組をどのように実現したのか、詳しく見てみましょう。
1. 未来行動PMPとは?
「未来行動PMP」は、予定データに基づいたターゲティング広告を提供するプラットフォームです。多くの企業がプログラマティック広告にシフトしており、特にプライバシーに関する関心の高まりを背景に、1stパーティデータの安全な活用が求められています。これに応える形で、TimeTreeは自身の広告プラットフォーム「TimeTree Ads」において利用可能な「予定データ」を用いた、新たな広告配信方法を開発しました。
PMP(Private Market Place)とは、特定の広告主やDSP(Demand-Side Platform)が参加できる招待制の広告取引市場を指し、TimeTreeはこの重要なマーケットに新たに入ることとなります。これにより、広告主はDSPを介してTimeTreeの豊富なデータを用いることで、時と場所に最適なターゲットにいより効果的にリーチできます。
2. 新しいターゲティング手法とその利点
TimeTreeの「未来行動ターゲティング」は、これまでTimeTree Adsプラットフォームのみによる広告出稿に限定されていましたが、今回の新サービスにより、Google Ad Managerを通じてプログラマティック広告の取引が可能になりました。これにより、広告主は自社のDSPを介して、TimeTreeのデータを最大限に活用したキャンペーンを展開できます。
TimeTreeが提供する予定データは、これまでに140億件(2025年10月時点)の登録があり、ユーザーの動向や未来の行動に基づいた広告配信ができるようになります。具体的には、育児、エンタメ、健康、旅行など、さまざまなカテゴリーに基づくターゲティングが可能となるため、広告がより関連性の高い内容で届けられます。
3. プライバシー重視の配信方法
TimeTreeの配信モデルは、プライバシーの保護を重視し、ユーザー情報を広告事業者に直接提供せずに配信を行います。これは、TimeTree側でセグメントを管理し、必要に応じて広告リクエストにフラグを立てる方法を取るためです。このようにして、ユーザーの個人情報を守りつつ、より効果的な広告配信を実現します。
4. 今後の展望
TimeTreeは、今後の展開として、既存の予定ターゲティングプリセットに加えて、カスタムセグメントの設定も可能にする計画です。また、さらに多くのDSPとの連携により、広告配信のチャネルが多様化していくことも目指しています。国内にとどまらず、海外市場への展開を視野に入れたグローバルな広告戦略を進めていく方針です。
5. TimeTree Ads概要
TimeTree Adsは、特に「予定」にターゲットを当てることで、他の広告手法とは一線を画しています。ユーザーの行動に合わせた最適化された広告を提供することが、このサービスの大きな特徴です。さらに、公式サイトでは、プラットフォームや広告出稿の詳細が公開されており、誰でもアクセス可能です。
このように、株式会社TimeTreeは先進的な広告配信モデルを提供することで、広告主とユーザーの新たな接点を創出しつつ、プライバシーの保護にも配慮した配信戦略を進めていきます。今後の展開に注目です!