歴史と英語が交錯する桑名のお散歩イベント
三重県桑名市が、近年進めている国際化の一環として「歴史×英語」をテーマにした街歩きイベントが話題です。このイベントは、居住者と観光客の相互交流を促進し、桑名の魅力を発信することを目的としています。
イベントの背景
桑名市は名古屋から電車でわずか20分という便利な立地に位置し、これまで多くの人々が通り過ぎてきた歴史的な宿場町です。市が目指しているのは、「英語に親しむ機会が増え、誰もが簡単にコミュニケーションできる街」です。これが「English Friendly City(イングリッシュ・フレンドリー・シティ)」の理念です。この取り組みの一環として、地元の歴史に触れるイベントが開催されました。
参加イベントの内容
今回のイベントは「桑名ほんぱく」とのコラボレーションで実施され、市内の歴史的名所を巡る「オールイングリッシュで楽しむ!桑名歴史散策ツアー」が行われました。ガイド役には、オーストラリア出身のラジオDJクリス・グレン氏が就任し、観光客たちを魅了しました。彼は、「日本の戦国武将や甲冑、お城が好き」と公言し、これまで650以上の城を巡った経験を生かしました。
参加者は、桑名城跡(九華公園)、桑名宗社、七里の渡し、六華苑の4つのスポットを訪れました。参加者からは「歴史に親しむことができて楽しかった」「クリスさんの説明がわかりやすく、また来たい」といった感想が寄せられ、イベントは大成功を収めました。
参加者の声
イベント終了後、参加者は「桑名市について初めて知ったが、大変興味深かった」と言い、地元の人々にとっても新たな発見があったことを示しました。また、クリス氏は「桑名市民にもガイドとして自らの町を語れるようになってもらいたい」と語り、今後の発展に期待を寄せました。
今後の取り組み
桑名市は今後も魅力を発信するために、様々なイベントやプログラムを企画中です。特に、国際化推進のための「外国人支援コンシェルジュサービス」は、2024年9月に開始し、すでに多くの利用者がいます。また、グローバルフェスタ2024を振興することで、さまざまな文化を体験する機会を提供してゆく予定です。
まとめ
桑名市の取り組みは、歴史と国際性を融合させる新しい試みとして、多くの関心を集めています。「本物力こそ、桑名力」を掲げるこの地域が、今後どのように発展するか、ますます注目です。興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。これからの桑名の魅力を体験してください。