セルフエイジズム調査
2025-05-22 10:04:26

約9,000人に聞いた!セルフエイジズム調査が示す新たな健康意識

セルフエイジズム調査と新たな健康意識



近年、自己の年齢に対するネガティブな見方、いわゆる「セルフエイジズム」が注目されています。これは、個人が加齢に対して持つ偏見や思い込みのことを指し、特に社会における行動や意識に深い影響を与える課題です。このたび、キューサイ株式会社が実施した全国約9,000人を対象とした「全国セルフエイジズム調査」は、セルフエイジズムの実態とその影響を探るための重要なデータを提供しています。

調査の概要



本調査は、2025年2月6日から2月12日の間に、全国の30歳から69歳の男女を対象にウェブリサーチ形式で行われました。スクリーニング調査を経て、有効回答数は1,000名に達しました。この結果、73%の回答者が「いい歳して」と感じる言動や体験をしたことがあり、自身の加齢に対するネガティブな思い込みが実際に存在することが明らかになりました。この割合は男女間で若干の差があり、女性(76.2%)が男性(69.8%)よりも高い結果を示しました。

セルフエイジズムの実態



調査によると、多くの人がセルフエイジズムを感じる場面として「体力や健康の衰え」を挙げており、特に女性のこの割合は48.6%と高い数字を記録しています。また、セルフエイジズムに陥る原因として男女ともに「身体的な衰えや健康問題」を最多とし、男性は「他人との比較」、女性は「老いに対する不安や恐れ」といった心理的要因が影響していることも分かりました。

興味深い点は、セルフエイジズムを感じた経験がある人ほど「10年後の自身の健康状態を想像できる」と回答する比率が高いことです。具体的には、セルフエイジズムの経験者は44.1%がその将来を想像できている一方で、未経験者は36.3%に留まりました。これは、セルフエイジズムが単なるネガティブな思考ではなく、自身の健康を考えるきっかけになる可能性があることを示唆しています。

セルフエイジズムの新たな可能性



調査結果から明らかなのは、セルフエイジズムが社会活動や消費行動に影響を与えるネガティブな側面だけではなく、健康意識の向上にも寄与する可能性があるということです。つまり、加齢への不安や抵抗感を改めて考えるきっかけが、ウェルエイジングに向けての前向きな行動に繋がるかもしれません。

キューサイは、加齢をネガティブに捉えるのではなく、人生に豊かさをもたらす知識や経験を積み重ねる機会として捉えています。そのため、2025年4月には「セルフエイジズム脱却プロジェクト」を立ち上げ、年齢を重ねることに対するポジティブな文化を日本から広める取り組みを進めていく予定です。

このような取り組みが、年齢に対する偏見を減少させることにつながることを期待しています。

まとめ



「セルフエイジズム」調査は、単にネガティブな情緒を示すものではなく、自己の健康を見つめ直す貴重な機会であることが分かりました。これを機に、私たち全員が加齢をポジティブに受け入れ、健康的なライフスタイルを選択することが求められています。


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