新東工業がボッシュのテクニカルセラミックス部門を買収し、グローバル展開を強化

新東工業の新たな挑戦



新東工業株式会社(名古屋市)は、ボッシュ・アドバンスト・セラミックスを買収し、セラミック製品のグローバル展開を加速させることを発表しました。この買収により、同社はこれまでのノウハウに3Dプリント技術を加え、新しい製造の地平を切り開いていきます。新たに設立される「Sinto Advanced Ceramics Europe」は、2026年1月からの事業開始を予定しており、ボッシュの経験をもとに積層造形技術を駆使した受託製造を行います。

ボッシュ・アドバンスト・セラミックスとは?



ボッシュ・アドバンスト・セラミックス(BAC)は、ドイツのボッシュの完全子会社であり、技術的なセラミック部品を専門とするスタートアップユニットです。このユニットは、セラミック製品の高精度な積層造形を得意とし、プロトタイプから量産まで幅広いニーズに対応。顧客には、半導体製造装置メーカーなど多岐にわたり、高い技術力により信頼を得ています。近年では医療分野への進出も果たし、さらなる事業の拡大を目指しています。

新東工業のビジョンと戦略



新東工業は、“素材に形を与え、いのちを吹き込む”をスローガンに掲げており、「形づくり」「素材づくり」「表面づくり」の3つの要素にという視点で事業を展開しています。特に、従来の製造工法では困難だった複雑形状のセラミック部品の製造は、今後のモノづくりの重要な解決策と見ています。3Dプリンタを利用することで、多様な素材での「形づくり」が可能になるのです。

この背景には、半導体製造装置や医療、通信、エネルギー、SDGs関連など多くの成長市場が存在します。新たに取り組む公的開発は、特にセラミック市場において、今後の飛躍が期待されています。

グローバルな製造拠点の設立



新東工業は、2018年にはフランスのセラミック積層造形機メーカー3DCeramをグループに加え、技術の可能性を広げました。それを足掛かりに、今後は日本・欧州・米国において、社名を統一した中核となる製造会社を設置し、グローバルに展開する方針です。これによって、各国での技術連携を深め、高度な製造技術の融合を図り、新たなセラミック製品の価値創造を目指します。

まとめ



今回のボッシュ・アドバンスト・セラミックスの買収は、単なる事業拡大だけでなく、新東工業にとっての新たな成長戦略の一歩となります。セラミック分野の新たな可能性を引き出すこの事業展開に、今後の注目が集まります。市場の需要に応じた柔軟な対応と、先進的な技術の融合による新しい価値の創造に期待が寄せられます。

会社情報

会社名
新東工業株式会社
住所
愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号大名古屋ビル24階
電話番号
052-582-9211

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