REXEVが実証したEV充電コストの約20%削減効果とは?

REXEVが実証したEV充電コストの削減効果

株式会社REXEVは、電気自動車（EV）を対象とした価格連動型スマート充電のコスト削減効果を確認しました。この取り組みは、EVの普及を促進する重要な一歩として注目されています。REXEVのスマート充電器を既に導入している企業を対象に、電力市場の価格に連動した充電機能の効果を検証しました。

調査の背景

EVの普及には、経済的合理性が欠かせません。ガソリン車からEVへ乗り換える際、ランニングコストの低下は非常に重要なポイントになります。しかし、EVは充電にかかる電気料金が変動しやすく、そのため適切に管理しなければ逆にコストが増加するリスクがあります。一方で、電力価格の変動をうまく利用すれば、手軽に充電コストを削減することが可能です。

REXEVはEVユーザーが充電コストを削減できるように、電力市場価格に応じて充電を行うスマート充電機能を提供しています。この機能により、EVユーザーは手間をかけることなく経済的な利益を享受できると期待されています。

価格連動型スマート充電の仕組み

REXEVが提供する価格連動型スマート充電では、日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に基づき、電気代が安い時間帯に充電を行います。30分ごとに決定される価格によって、充電料金も変動します。これにより、安価な時間帯を選んで充電を最適化することが可能になります。

例えば、ある企業では従来の充電方式と価格連動型充電を比較したところ、従来の充電方法でかかった46,000円に対し、価格連動型では37,000円と、約20%のコスト削減が実現しました。この実績は、EVを活用する企業にとって大きな経済メリットを提供するものです。

検証結果

2024年度の一定期間にわたり、価格連動型スマート充電を導入した企業のデータを収集し、分析を行いました。その結果、EV充電コストを約20%削減できることが確認されました。実際の数字としては、従来型の充電に対し約9,000円の削減が実現されたのです。この削減額は、個々の企業にとっても大きな経済的影響を持つことでしょう。