中外製薬とシェルパ・アンド・カンパニーの連携
2025年8月1日、中外製薬株式会社はシェルパ・アンド・カンパニー株式会社が提供するサステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」の導入を発表しました。この取り組みは、中外製薬のサステナビリティ経営をさらに強化し、情報開示の効率化を図ることを目的としています。
中外製薬のサステナビリティ経営の背景
中外製薬は、自社と社会が共有する価値の創造を経営の基本方針に掲げています。具体的には、患者の健康や幸せに寄与する製品やサービスを提供し、持続可能な社会の実現に向けた価値を創造することを目指しています。2024年に入ると、サステナビリティを事業の中心に据えることを明言し、その戦略を進化させるために、マテリアリティの再評価を行いました。
さらに、同社は年金積立金管理運用独立行政法人のESG投資指数に選ばれ続け、23年間連続で「FTSE4Good Index Series」に選出されるなど、高い評価を受けています。このような背景から、情報開示の質を高めることが急務となっていました。
「SmartESG」の特長と利点
「SmartESG」は、企業内でのサステナビリティ活動のデータを一元化し、分析・改善を支援するクラウドサービスです。中外製薬は、この機能を活用して社内の情報を整理し、迅速にかつ効率的に各種報告書や開示資料を作成する体制を整えます。特に、データベース機能によって散在する情報を統合することで、社内のサステナビリティに関する情報をより見やすくなります。
「SmartESGワークフロー」機能により、各部署や関連会社における情報収集や管理のプロセスを標準化することができ、全体の業務効率が大幅に向上します。さらには、「SmartESGマトリクス」を駆使して、評価機関が求める主要なESG項目を明確にし、重要課題が何かを特定する道筋を示します。また、ベンチマークを通じて業界内の最適な開示事例を学ぶことで、効果的な情報開示を実現します。
企業価値向上に向けた取り組み
中外製薬は「SmartESG」を活用して、サステナビリティにおける情報開示のプロセスを一新し、さらなる企業価値の向上を目指しています。シェルパ・アンド・カンパニーは、これを通じて企業のサステナビリティ経営が高度化するよう支援する役割を果たすことに注力していきます。
会社概要
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、東京都品川区に本社を構え、2019年に設立された企業です。サステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」の提供をはじめ、ESGジャーナルやコンサルティングサービスを通じて、企業の持続可能な発展に貢献しています。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください:
シェルパ公式サイト。