ディーセント・ワークの未来
2019-12-24 08:30:06
東南アジア青年の船が目指す雇用の未来とディーセント・ワークとは
最近、内閣府主催の国際交流事業「東南アジア青年の船」が、株式会社ディーセントワークと共同で雇用に関する大切なディスカッションを行いました。この事業は、日本とASEAN諸国の若者たちが集まり、共同生活を送りながら国際理解を深め、未来のリーダーとして成長するためのプログラムです。今年で46回目を迎えるこの事業には、18歳から30歳までの青年たちが参加し、さまざまなテーマについて議論が交わされます。
ディスカッションのテーマ「雇用とディーセント・ワーク」
今年のディスカッションテーマの一つに、「雇用とディーセント・ワーク」が選ばれました。このテーマは、株式会社ディーセントワークが提唱する「認め合う働き方の啓蒙と実現」に基づき、ディーセント・ワークが何であるかを青年たちとともに探求する場となりました。ディーセント・ワークは、国際労働機関(ILO)が1999年に掲げたもので、働く人々の権利が尊重され、社会的保護が与えられた仕事を指します。
このコンセプトは、日本政府においても「日本再生戦略」の一環として重視されています。これにより、働くことの質が向上し、すべての人が人間らしく生きることができる社会の実現が目指されています。
ディスカッションの内容
ディスカッション当日は、11カ国から参加した32名の若者たちが集まり、株式会社ディーセントワークの代表である高橋秀成氏がファシリテーターを務めました。高橋氏は、日本における過労死やセクシャルマイノリティへの偏見、子育てと労働の問題など、日本の労働環境の現状について説明しました。
また、キャリアカウンセリングの一環として、参加者たちに個々の価値観の違いや、それを認め合う大切さについて体験させるヒアリングも行われました。参加者たちは、自身が考える「ディーセント・ワーク」のイメージを共有し、それぞれの実現に向けたアイデアを話し合いました。
株式会社ディーセントワークの役割
株式会社ディーセントワークは、職業紹介や企業コンサルティングを通じて、互いの多様なキャリアを尊重する「認め合う働き方」の実現を目指しています。彼らは、「employee(従業員)」「employer(雇用主)」「government(公共/政府)」「community(コミュニティ)」「family(家族/友人)」の五つの視点からアプローチし、雇用環境の改善に取り組んでいます。
このプロジェクトにより、参加者たちは国際的な視点を持ち、日本企業がグローバル人材を引きつける方法や、日本人が国際市場で活躍するための貴重な情報を得ることができました。このような取り組みを通じて、ディーセントワークの重要性が再認識され、人間らしい働き方が広まることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ディーセントワーク
- 住所
- 東京都中央区京橋2-12-9 ACN京橋ビル2F
- 電話番号
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