ネクスコ東日本エリアトラクトとTOUCH TO GO、無人決済システム導入の新施設をオープン
日本の高速道路の運営において、新たな試みが始まります。株式会社TOUCH TO GO(TTG)と株式会社ネクスコ東日本エリアトラクトが業務提携し、無人決済システムを導入した店舗が2024年11月21日(木)に上信越自動車道 東部湯の丸SA(下り線)にオープンします。この取組は、サービスエリアやパーキングエリアにおける省人化を目指すものです。
業務提携の背景
現在、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)では人手不足が深刻な問題となっています。従来の有人店舗では、時期によって異なる利用状況に対応することが難しく、特に夜間の営業を維持することが課題です。そこで、TTGの無人決済システムを導入することで、スタッフの配置を減らしつつ、お客様のニーズに応える新たなサービスを提供することが可能になります。
今後、エリアトラクトが運営する施設において、この無人決済システムの強みを活かしていく考えです。これにより、より効率的な運営が実現し、地域社会のニーズに応えられる環境を整えていきます。
実証店舗の概要
東部湯の丸SA(下り線)に新たにオープンする実証店舗では、TTGが開発した「TTG-SENSE MICRO W」が導入され、24時間営業が行われます。このシステムは、天井に設置されたカメラで人物を捕捉し、棚にあるセンサーがどの商品が取られたかを認識します。これにより、従来のレジでの待機時間を省略し、スムーズに会計が可能です。
また、会員登録や専用アプリが不要なため、どなたでも気軽に利用できることが特長です。
無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」の特色
「TTG-SENSE MICRO W」は、狭小スペースでも導入が可能な省スペース設計の無人決済システムです。わずか15㎡のスペースに対応しており、コンビニエンスストアやお土産店、オフィスの職域売店など、さまざまな業態で活躍が期待されます。このシステムにより、事業者にとっても運営コストの削減が見込めるほか、お客様にとっても利便性が向上します。
店舗の具体的な情報
新店舗は、長野県東御市祢津1853-1に位置し、24時間営業を行います。テナントには株式会社荻野屋が導入され、地域の名産品「峠の釜めし」や「みすず飴」をはじめとして、土産品や飲料、菓子類を取り扱います。
企業の紹介
株式会社ネクスコ東日本エリアトラクト
- - 代表者: 吉見秀夫
- - 事業内容: SA・PA商業施設の管理運営
- - 設立: 2005年
- - URL: 公式サイト
株式会社TOUCH TO GO
- - 代表者: 阿久津智紀
- - 事業内容: 無人決済システムや省人化サービスの提供
- - 設立: 2019年
- - URL: 公式サイト
これからの時代において、技術とサービスが融合した新たな形の店舗運営が期待されます。無人決済システムの導入が、さらなる業界の進化を促すことに大いに期待が寄せられています。