當間ローズ、母校の訪問と音楽祭の開催
2025年8月18日、歌手で俳優、そして華道家としても知られる當間ローズが、母校である湖西国際交流協会の「夏休み日本語補修教室」を訪れました。この訪問は、彼自身がかつて日本に来たばかりの頃に日本語を学ぶために通っていた教室への想いから実現したもので、日本語を学ぶ外国人の子どもたちとの心温まる交流の場となりました。
當間さんは5歳の時に日本での生活を始めたものの、当初は日本語が堪能ではありませんでした。この経験を通じて彼は、留学生など同じ境遇にいる子どもたちを励ますために「夢を諦めず追い続けてほしい」というメッセージを届けることを決意したのです。
教室での交流
イベントでは、子どもたち一人ひとりに「日本で好きな文化」や「自分の国の好きな文化」、さらには「将来の夢」などをインタビューしました。子どもたちは真剣に自分の考えを答え、將來に対する希望や不安を共有しました。このような対話を通じて、當間ローズは彼らに対し「それぞれの夢を追いかけることは素晴らしいことだから、決して困難に負けないで」と励ましの言葉を送りました。
交流の最後には、當間ローズが歌を披露し、教室は笑顔と拍手で包まれました。子どもたちとの記念撮影を楽しみながら、彼は心温まる時を共有しました。このような経験を通じ、彼は次世代への希望を感じたと語っています。
音楽祭「薔薇色の人生音楽祭2025」
この交流の延長として、當間ローズは2025年8月31日に穂の国とよはし芸術劇場PLATで「薔薇色の人生音楽祭2025」を開催します。この音楽祭には、クリス・ハート、小野リサ、川嶋あいといった豪華アーティストが参加予定です。
特に注目すべきは、障がいを持つ子どもや外国人学校に通う子どもたち、そして障がい者の家族や福祉関係者ら約200名が特別に招待されることです。この音楽祭が実現したきっかけは、障がい児を育てる母親の「周囲の目を気にせず、安心して子どもと一緒に行けるコンサートがあれば」という声からでした。
當間ローズは「国籍や見た目、障がいの有無を超えて互いを認め合える社会にしたい」と語り、音楽祭にその思いを込めています。日本語補修教室での経験を通して彼が得たメッセージが、音楽祭を通じてさらに広がっていくことを願っています。
活動の背景:薔薇色の人生プロジェクト
當間ローズが創設した【薔薇色の人生プロジェクト】は、音楽や日本文化、さらには「ロスフラワー」と称される廃棄される花を通じて、多様性の重要性を伝える活動です。このプロジェクトの理念は、「違いは個性で、その個性は魅力である」ことを伝え、互いを認め合い、愛し合える社会の実現を目指しています。
ロスフラワーとは
「ロスフラワー」とは、農家から出荷時に規格外とされるか、輸送中に折れたり、在庫として売れ残り廃棄される花のことを指します。これらの花々はまだ美しいのに、「不要」と見なされてしまう運命にあります。當間ローズは、そのような花々に込められたメッセージを子どもたちにも伝えていきたいと考えています。
まとめ
彼自身も子ども時代に文化や外見の違いから「規格外」とされ、いじめを経験した過去から、このプロジェクトを始めた當間ローズ。その信念によって、多くの子どもたちが自分自身を受け入れ、笑顔で未来に向かって羽ばたく社会を築く手助けをしています。當間ローズの公式ウェブサイトでもさらなる情報を得ることができます。
當間ローズ Official Website