医療現場のDXを加速!医薬品情報検索システム「DICS」が進化した!
インフォコム株式会社は、医療機関向けに提供している医薬品情報検索システム「DICS」の新バージョン(v7)をリリースしました。新バージョンはWebアプリケーション化され、最新データのダウンロード機能やクラウド環境への対応など、医療現場の業務効率化を大幅に支援します。
「DICS」は、電子カルテやオーダリングシステムなど、医療現場で使用される様々なシステムとの連携が可能なことから、国内トップシェアを誇るシステムとして多くの医療機関から高い評価を獲得しています。1994年の発売以来、約1,000の医療機関に導入され、医師や薬剤師から高い信頼を得ています。
今回の新バージョンでは、以下の2つの大きな特徴が挙げられます。
1. ダウンロード機能の搭載
従来は、最新データを保存した電子記録媒体を郵送していたため、更新作業に時間と手間がかかっていました。新バージョンでは、Web上でのダウンロード機能が搭載されたことで、最新データを即座に反映させることが可能になりました。これにより、医療現場における情報管理の効率化と、最新の医薬品情報の迅速な取得が可能となります。
2. 新しいプラットフォームへの移行
新バージョンは、Webアプリケーションとして構築されたため、ブラウザ上で利用できます。これにより、病院内の各端末へのインストール作業が不要になり、導入が容易になりました。また、将来的なクラウド化を見据えた設計となっているため、今後、医療機関がクラウド環境に移行する場合でもスムーズな移行が期待できます。
インフォコム株式会社は、今後も「DICS」シリーズの機能拡充を進め、医療機関に最新の医薬品情報を提供し続けることで、医療現場のさらなる効率化と質の向上に貢献していきます。
医療DXの推進と海外展開
厚生労働省は、2030年度までにすべての医療機関への電子カルテシステム導入を目指しており、医療分野のデジタル化(医療DX)が加速しています。特に中小規模病院では、クラウド型システムの導入が進められると予想されています。「DICS」の新バージョンは、こうした医療DXの流れを加速させるものとして期待されています。
また、インフォコム株式会社は、東南アジア向けサービス「RxPert」をフィリピン、インドネシアに提供しており、今後は他の東南アジア諸国にも展開する計画です。海外市場への進出も積極的に行うことで、グローバルな事業展開を加速させていきます。
インフォコム株式会社は、中期経営計画において、病院向けサービスを含むヘルスケアを重点事業の一つとして位置付けており、今後も国内外病院向け事業の拡大・拡充に取り組んでいきます。