子どもがいる夫婦のスキンシップの実態
近年、家族のあり方や夫婦間のコミュニケーションがさまざまな形で進化しています。子どもがいる家庭において、夫婦がどのようにスキンシップを取っているかという点は、多くの親が気になるテーマの一つです。株式会社インタースペースが運営する「ママスタ」が行った、974人のママたちを対象にしたアンケート調査を基に、夫婦のスキンシップの実情を探ってみました。
アンケート結果の概要
本アンケートでは、「子どもの前でもスキンシップをとるか?」という質問が設定され、選択肢として「子どもの前でもする」「子どもの前ではしない」「スキンシップ自体とらない」「その他」が用意されました。その結果、夫婦のスキンシップ状況が明らかになりました。
子どもの前でもスキンシップをする夫婦が約5割
調査結果によると、約49.7%の回答者が「子どもの前でもする」と回答しました。日常的にハグや手をつなぐことを行っている家庭では、子どもたちも自然にそれを受け入れている様子。たとえば、小学生の子どもを持つ母親からは、「わが家ではそれが日常。子どもにも同じようにスキンシップを促しています」という意見が寄せられました。このように、夫婦の愛情表現が家庭内でのスタンダードになっている家庭では、子どもたちに対してもその姿勢がしっかりと伝わっているようです。
子どもの前ではスキンシップを控える夫婦は約2割
一方で、19.7%の人たちは「普段はスキンシップをとるが、子どもの前では控えている」と回答しています。この理由には「娘が拗ねるので、控えています」や「子どもが小学校で異性の友達とどう接するか心配で、控えています」など、子どもに対する配慮が見られました。
スキンシップを取らない夫婦は約2割
さらに、20.9%のママたちは「スキンシップ自体とらない」と回答。その背景には「離婚トラブル中で会話もない」という深刻な理由や、「育児が辛いときに手伝ってくれなかった」という複雑な思いも伺えました。
スキンシップの価値と適切なタイミング
この調査は、家庭内でのスキンシップが子どもたちに安心感を与えるだけでなく、非言語的なコミュニケーションの方法を学ばせる一助となることを示しています。しかし、ただスキンシップをするだけではなく、タイミングや場所を考慮することが重要です。子どもに不快感を与えないよう、自然な形で夫婦ならではの触れ合いを取り入れる工夫が必要です。
まとめ
夫婦のスキンシップに関するママたちの考え方はさまざまで、特に子どもの前でのスキンシップには配慮が必要です。このような調査を通じて、夫婦間の愛情表現が子どもに与える影響について考えるきっかけが生まれることが期待されます。「ママスタセレクト」では、今後もこうした家庭の声を紹介し、ママたちを応援していきたいと考えています。