運送業界を支える「運SOUL」が新機能を追加し業務効率を向上
運送業専門の基幹システム「運SOUL」を提供する株式会社ドラEVER(東京・港区)は、同システムに新たな機能を導入しました。これにより、運送業務における日常的なデータ管理の手間を削減し、自動化が進むことで全体の効率が大きく向上することが期待されています。
背景
最近、多くのデジタルトランスフォーメーション(DX)ツールが普及しているものの、依然として日々のデータ入力や更新作業の煩わしさが運送業者の共通の悩みです。この問題に注目し、ドラEVERは「運SOUL」において、手間のかかる作業を自動化するための新機能を続々と開発しました。
新機能の詳細
1. ETCデータ自動取り込み機能
新たに搭載されたETCデータ自動取り込み機能では、NEXCOを始めとする高速道路運営会社からETC利用履歴を手動で取り込む必要がなくなります。これにより、ログイン情報を運SOULに登録するだけで、たった10秒で自動設定が完了します。これまで管理担当者が費やしていた作業時間が大幅に短縮されます。
2. デジタコデータの連携強化
運SOULは、新たに車載デジタコとのデータ連携を強化しました。導入企業の車両から得られる位置情報を利用し、自社や他社の配送実績を簡単に検索できる機能が追加されました。さらに、検索結果に基づいて荷物の依頼や問い合わせをドラEVERを通じて行えるため、業務の円滑化が図られます。
3. 金融情報管理機能の導入
今までの車両管理に加え、新たに金融情報管理機能が追加されました。これにより、リース車両の管理、借入金の状況把握、借り換えシミュレーションが可能になります。この機能は運営企業の経済面でも大きな支援をもたらします。
今後の展開
ドラEVERは今後も、運SOULの機能強化を続ける方針です。予定されている新機能には、免許証の取り込みや取引先管理、運転者台帳などが含まれており、運行管理のさらに一層の効率化が期待されています。
運送業界は厳しい競争環境にさらされており、効率的な運営が求められています。“運SOUL”はその一助として、業務全体を最適化する能力を備えており、ユーザーのニーズに応えることでさらなる成長を目指しています。今後の新機能の発表に注目が集まります。
会社概要
株式会社ドラEVERは、2015年のサービス開始以来、運送業界に特化した様々な支援を行ってきました。ドライバー不足解消に向けた求人サイト「ドラEVER」を中心に、多様なサービスを展開し、業界の発展に寄与しています。使用者に使いやすいシステムを提供し続けることで、今後も運送業界の繁栄に貢献していく姿勢を持ち続けます。