気仙沼和菓子屋の挑戦
2024-02-08 22:35:59
気仙沼の和菓子屋が再生のためクラファンに挑戦
被災地・気仙沼の和菓子屋がクラファンに挑戦
概要
東日本大震災の影響を受けた宮城県気仙沼にある老舗和菓子店「御菓子司いさみや」が、令和6年の能登半島地震の被害を受けた輪島塗の生産者を支援するためのクラウドファンディングを開始しました。
このプロジェクトは、社長である畠山憲之さんと妻が、過去の支援に感謝の気持ちを込めて立ち上げたものです。
プロジェクトの背景
今年の正月、テレビで映し出された被災地の映像は、気仙沼に住む人々にとって非常に心を痛めるものでした。
そんな中、石川県金沢の友人が輪島の生産者を支援しているということを知り、自分たちも何かできることはないかと考え、クラウドファンディングに挑むことを決意しました。
支援の先「田谷漆器店」
支援先となる「田谷漆器店」は、石川県輪島市に位置する名の知れた漆器店。
代表取締役社長の田谷昴大さんは、能登半島地震の影響を受け、多くの困難に直面しています。
彼自身も、震災の時は東京におり、気仙沼の状況をテレビで見て衝撃を受けていました。
近年は、復興を果たした気仙沼の様子を見て喜びを感じているとのことです。
「御菓子司いさみや」とその歴史
「御菓子司いさみや」は昭和22年に設立されて以来、気仙沼で地域に根ざしたお菓子作りを続けています。
特に「名代大島まんぢゅう」は、地元の名物菓子として愛されています。
お茶を飲むことを「お茶っこ」と呼ぶ気仙沼の文化と密接に結びついているこの商品は、地域の人々にとって欠かせない存在です。
また、最近では気仙沼のキャラクター「海の子ホヤぼーや」をデザインした「ホヤぼーやモナカ」や、天然塩を使った「塩あんプリン」なども開発し、時代に合わせた新しい商品展開を行っています。
返礼品とプロジェクトの目的
今回のクラウドファンディングでは、「御菓子司いさみや」と東京の「レストランキャンティ」とのコラボ商品「DORA」も返礼品として提供されます。
この商品は、震災発生以来被災地を思ってくれているキャンティの店主が、和洋折衷の発想から生まれました。
「DORA」は上品なキャラメルクリームが特徴で、ぜひ味わってほしい一品です。
最後に
私たちの大切な地元が、過去の経験から学び、未来を切り拓くための支援が必要です。
このクラウドファンディングが、輪島塗の復興だけでなく、地域全体の再生に繋がっていくことを期待しています。
支援の輪が広がることで、多くの人にとって希望の光となることを願っています。
気仙沼の未来
被災地の復興には時間がかかりますが、地域の宝である和菓子を通して、人々の心と生活をつなぎ、笑顔を増やす力があると信じています。
今一度、私たちの応援が必要です。どうかご協力ください。
会社情報
- 会社名
-
有限会社いさみや
- 住所
- 宮城県気仙沼市本吉町津谷舘岡12-3
- 電話番号
-
0226-42-3056