大学の未来を探る新プロジェクト『原宿大学』
名古屋大学が、斬新な教育の場を提供するプロジェクト『原宿大学』を始動させます。このプロジェクトは、名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター(Dセンター)と、アートディレクター千原徹也氏の運営する株式会社れもんらいふとの共同によるものです。
プロジェクトのコンセプト
『原宿大学』は、「大学教育にカルチャーをインストールする」というコンセプトを持ち、典型的な学問の枠にとらわれず、さまざまなジャンルを融合した教育活動を展開します。これにより、学生や社会人が必要とするアントレプレナーシップや創造力を育むことを目指しています。名古屋での第一弾セッションは、2025年5月9日(金)に名古屋大学で行われ、参加は無料です。
開催内容と参加方法
名古屋大学のEI創発工学館2FFUJIホールを会場に、学生や社会人を対象としたトークセッションや交流会が予定されています。参加定員は学生140名、社会人35名の合計175名で、他大学の学生も参加可能です。さらに、トークセッションでは名古屋大学Dセンターのセンター長・宇治原徹教授と千原徹也氏をはじめ、豪華ゲストが「これからの大学教育に必要なもの」をテーマに討論します。
スケジュール
- - 18:00~18:30 トークセッション「原宿大学とは」
- - 18:30~19:30 トークセッション「これからの大学教育に必要なもの」
- - 19:30~21:30 交流会(参加自由)
参加希望者は、学生用および社会人用の申込フォームから申し込むことができます。
登壇者たちのプロフィール
宇治原徹
名古屋大学Dセンターのセンター長であり、未来材料・システム研究所教授です。京都大学で博士号を取得後、名古屋大学へ。多くのベンチャー企業を立ち上げ、現在は新技術・素材の研究に従事しています。
千原徹也
アートディレクターとして各種メディアで活躍するほか、デザイン会社れもんらいふの代表を務めています。映画監督としてもデビューし、新たな形のデザイン会社を目指す多才なクリエイターです。
田村淳
タレントであり、多様なメディアで活躍中です。デジタル空間でも積極的に活動しており、現在はオンラインコミュニティを運営しています。
前刀禎明
元アップル社副社長で、現在は企業のトランスフォーメーションを支援するディアワンダーを経営しています。
天野浩
名古屋大学の教授で、ノーベル物理学賞受賞者でもあります。省エネルギーデバイスの創造に向けた研究が多くの評価を受けています。
江連千佳
2021年に起業し、科学技術の社会実装に対する取り組みを行っています。多様な視点からの研究がなされており、学会での受賞歴もあります。
教育とカルチャーの融合
宇治原教授は「原宿大学」の意義について語ります。「原宿は自由な創造が生まれる場所です。大学もそのような空気を取り入れるべきです」と説明し、参加者に実際のアイデアを発信する機会を与えることの重要性を強調します。また、同プロジェクトが新しい教育の在り方を模索する場になること、そして参加者が自ら何かを始めるきっかけになればと願っています。
未来型の学びを体験しよう
参加者は、現代の大学教育についての洞察を得られるだけでなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人々との交流を通じて、新しいアイデアや視野を広げるチャンスでもあります。名古屋での『原宿大学』は、未来の教育のあり方を体験する貴重な瞬間となるでしょう。興味のある方はぜひ参加してみてください。