NTT Digitalとビジュアルボイス、映像クリエイター支援の新たな提携
最近、株式会社NTT Digitalと株式会社ビジュアルボイスが協力し、映像クリエイターに向けた大きな一歩を踏み出しました。両社は、ビジュアルボイスが運営するクリエイターコミュニティサービス「LIFE LOG BOX」に、NTT Digitalが提供する「scramberry WALLET SUITE」を導入することで、クリエイターの活動履歴や作品の資産をブロックチェーン技術を利用して管理・証明することについて基本合意書を締結しました。
ビジュアルボイスの背景と使命
ビジュアルボイスは、俳優の別所哲也氏が代表を務める企業で、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」を開催しています。映像制作やイベントプロデュース、メディア事業の展開に加え、映像クリエイターの創作活動を支援する仕組みを提供しています。「LIFE LOG BOX」は、クリエイターが自身の作品ポートフォリオを管理できるプラットフォームとして、2023年6月にローンチされました。
ブロックチェーン導入の狙い
近年、デジタル化の進展に伴い、ブロックチェーン技術がさまざまな分野で注目を集めています。特に、ヒトやモノを証明するデジタルアイデンティティの管理が重要視されており、この技術を映像制作に応用することで、クリエイターの活動履歴やポートフォリオのデジタル化が可能になると考えられています。これにより、クリエイターと企業との取引がより安全に行える環境が整うことが期待されています。
LIFE LOG BOXへのscramberry WALLET SUITE導入
「LIFE LOG BOX」への「scramberry WALLET SUITE」導入により、クリエイターや企業は簡単にNFTを用いた作品の審査や投票、権利移転などのサービスを利用できるようになります。また、この技術を使うことで、クリエイターや作品の履歴をブロックチェーン上で証明するための属性情報の定義や証明書の発行方法についても両社で共同検討していく予定です。
代表者の意気込み
ビジュアルボイスの代表、別所哲也氏は「映像クリエイターの地位向上を目指し、ブロックチェーンを活用したサービスを提供することで、真のクリエイターエコノミーを実現したい」と語っています。また、NTT Digitalの濱名健一氏も「scramberry WALLET SUITEを通してクリエイターが安心して創作できる環境を提供したい」と述べており、両者の協力による新たなサービス展開に期待が高まります。
まとめ
映像クリエイターを支援するための新たな取り組みとして、NTT Digitalとビジュアルボイスが協力を進めています。ブロックチェーン技術を駆使し、クリエイターの活動をより明確にし、取引の安全性を向上させることで、映像業界の革新を目指しています。この取り組みがどのように進展し、映像クリエイターにどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まります。